
スタッフ研修≪加害者男性の告白≫が終了しました☆
研修会でご自身の体験を告白してくれた加害者男性は、
DVをしてしまったパートナーとは既に離婚しています。
自分がDVをしていたことをとても悔やんでいます。
そしてこれから変わっていきたいという願望を持ち、
都内の加害者更生プログラムにも通っています。
彼の告白はそれはそれはリアルなものでした。
今回の研修で彼はDVをしてしまった原因を次の3つに分けていました。
●1:夫が家長、妻と子供はそれに仕えるものという
“誤った夫婦観と特権意識”
●2:自分が常に正しいと思ってしまいがちな
“自分の考え方の傾向”
●3:人の話を聞くことができないことからくる
“共感力のなさ”
この3つの点から「どうして僕がDVをしてしまったのか」という告白をして頂きました。
そのおかげで、本だけでは学びきれないリアルな原因を知ることができました。
特に10分の質問タイムは大反響!
10分だでは湧き出る参加者の疑問がおさまらずに、なんと1時間も延長!!(^^
とっても充実した3時間でした。
参加して頂いたみなさん、ありがとうございました。
そして勇気をもって告白して下さった「元」加害者男性の方、ありがとうございました。
SYより
※ 参加者からの感想をご紹介します(^^ ※
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Aさん
「とても勉強になりました。家庭環境はとても大切で、しつけうんぬんよりも“相手を認めているか”という姿勢が、自尊心につながる気がしました。まさしく I'm O.K. You're O.K. だと思います。また、親友や教師など、どんな存在でもいいから信頼できる存在を見つけること、そしてDV被害者の支援者はそれがなかった人たちにとってもそんな存在になれたらと思います。」
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Bさん
「人に共感するという人間関係作りで、加害者男性は『ペーパーテストだったら優等生の解答を出せる。だが実生活でできるかというと、そう単純なものではない。』ということが聞けて良かった。自覚すること、行動に表すことの難しさを知りました。英語で共感を『他者のくつの中に足を入れる』という表現はとてもハッとしました。」
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Cさん
「こんなにたくさんの質問ができた研修会は初めて。会のすばらしさを表していると思う。加害者男性は半年前に行われた告白の会より気づきの深さが増し、謙遜になられていた。改めて、学ぶことの大切さに気付きました。」
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Eさん
「人からコントロールを受けて育つとやはり、人をコントロールするようになる傾向があることを改めて感じました。人前で加害者が体験を話すことは大きなエネルギーが必要だったと思います。ありがとうございました。『加害者気質』から抜け出すには時間がかかると思いますが、一歩ずつ進むしかないと思います。講義も含めて非常に有意義な研修会でした。」
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※参加者の顔は分からないようにしてあります
※参加者の感想は許可を得て掲載しています
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by npo-step
| 2008-09-22 10:05
| スタッフの声
体に良い有機栽培のお料理を食べました。
セッティングして頂いたKさん、
ありがとうございました(^^
スペシャルゲストのTSちゃん!
元気な笑顔をありがとう(^^
男性スタッフ第1号!Gちゃんから鋭いアイデアを頂きました。
ありがとうございました(^^
選択理論のレクチャーをして頂いた新スタッフのYさん、Tさん、
ありがとうございました。とても分かりやすいと評判でした!(^^
柿谷ゼミ生からのスタッフ第1号!新スタッフのNNちゃんは、
もう利用者の面接をして頂いてすでに頼れる仲間です。(^^
飯島ファミリーからのスタッフ第1号!YUさまは、
利用者と同じ目線で面接して頂きました。
利用者は選択理論を学びたいと言ってくれたそうです。(^^
会計を担当してくださるTKさんも参加してくれました!
頼りにしていますのでよろしくお願いします(^^
そしてこの方たちなくして今のステップはありません!
Kさん、KZさん、Kさん、
新スタッフを歓迎してくださりありがとうございました(^^
また、今回参加できなかった新スタッフの方、
新ステップをどうぞよろしくお願いします。
今回参加できなかったベテランスタッフの方、
これからもどうぞよろしくお願いします。
みなさん、いつもありがとうございます。
SYより

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by npo-step
| 2008-09-16 09:54
| スタッフの声
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by npo-step
| 2008-07-04 15:14
私たちは誰でも「基本的欲求」を持っています。これは生まれながらにして誰でも持っている欲求で、DNAのに記憶されているようなものと考えられます。
「基本的欲求」は「生存、愛・所属、力、自由、楽しみ」の5つに分類されています。この「基本的欲求」を満たそうとして私たちは何かしたいと動機づけられます。

この動機づけは自分の内側からおこるもので、外側からではありません。
例えば「電話がなったから受話器をとる」のではなく、「電話がなって私が受話器を取りたいと思ったのでとる」ということです。
例えば「先生に宿題をやれと言われたからやる」のではなく、「先生は宿題をやれと言い、私は明日怒られたくないので宿題をやる」ということです。
以上のことをふまえ、自分の行動はすべて自分の選択であるという考え方を
理論としてまとめたものが選択理論心理学です。

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by npo-step
| 2008-07-04 15:12
| 選択理論心理学
選択理論的な関わりとは、たとえば以下の人間関係を破壊する「致命的な7つの習慣」を使わずに、人間関係をよくする「身につけたい7つの習慣」を使って利用者と関わりを持つということです。

しかし自分だけの理想像を押し付けてしまうような一方通行の関係は必ずしも「いい関係」とはいえません。人間は誰もが、他人の理想像の通りになりたいと願っているわけではないからです。
そこでステップでは、同じ目線に立つ関係を心がけるために定期的にスタッフが選択理論を学ぶ研修会を開催しています。また、スタッフは日々の生活でも選択理論的な関わりを持つよう実践しています。

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by npo-step
| 2008-07-04 15:11
| 支援する心構え