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 「DV ワンデーセミナー」を開催して
「私は身体的暴力を振るっていないのでDVではない」「DV加害者は変わらないので逃げなさい」など間違った解釈をしておられる方を多く見受けられます。

そこで、ステップでは、DVに付いて正しく理解して頂く事を願って、第一部~第三部に分けて、DV・ストーカーに対する「ワンデーセミナー」を開催致しました、わずか6日間の案内でしたが、18名の方が参加して下さり、遠い人は長野や栃木の方から3時間以上かけて来て下さいました。
参加者の中には、DV被害を受けて別居中の方、反対に加害行為を行ったため、妻子が家から出て行かれた方、又、行政関連で支援の働きをされている方もおられました。

被害者と加害者、全く立場の全く違う方々や支援の人たちが一緒に学び、意見を出し合う学びは少ないかもしれません。
被害者の体験談では、夫からのDV行為の様子や、保護施設での二次被害、消沈した時に受けた暖かい被害者支援によって立ち直った話には、参加者から涙と励ましの言葉を聞く事が出来ました。
加害者の方々は、DVは学べば変われる事を知って、心を新たにしておりました。

皆様から感想を頂きましたので一部紹介します。
・DV関係の基本的な事を一通り学べました。ステップは人間を学ぶ場所、価値ある場所と思いました
・自分と同じ体験談を聞きました。今は豊かな人生に立ち返った姿に勇気を頂きました
・改めてDVを学ぶ機会になりました。夫婦良い関係を目指して行きます。
・自分の考え次第で、周りも変わってくる、プラス思考がいかに大切かを勉強出来ました
・「わかってほしい」と言う気持ちが怒りに変わる時、思考を変える事を学びました
・良い人間を目指したい。知識より体験・経験で変わっていきたいです。
・立場の違う様々な方と一緒に学べると色々な意見を聴く事が出来、改めて気づくきっかけを頂きました
・話も分かりやすく、進め方も良かった。特に被害経験の話は涙が止まりませんでした
 (自身の辛かった過去もよみがえり、重なりました)
・第一部の統計とても役に立ち、第二部は具体的にどうやって変わっていけば良いのか纏められて良かったです
・被害者体験談は非常に解り易く素晴らしかった。私の人生にも様々な場面に気づいて良かった。
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by npo-step | 2016-08-20 22:10 |  これまでの活動

 「DVワンデーセミナー」開催
DV加害者更生の活動を行っている、NPO法人 女性・人権支援センターステップで、DVに対する「ワンデーセミナー」を開催する事になりました。
今まで各地でDV関連の講演や講座を2時間かけて行って来ましたが、今回は5時間掛けてDVの基本的な学びを集中して行います。
DVやストーカー、DV被害者の支援やDV加害者更生に関心をお持ちの方、まずメールにて御連絡下さい。皆様の参加をお待ちしてます。
  (尚ステップの新スタッフも一緒に学びます)

開催日 28年8月18日(木) 午前10時~午後4時まで
場 所 横浜市神奈川区 (JR横浜線、大口駅・下車、徒歩5分)
     ステップ・カウンセリングルーム 080-5530-8047
参加費 7.000円 (当日払)
申込方法 メールにて申込下さい。
     【住所、お名前、電話番号】を明記して下さい。
     メールアドレス npo-step@a01.itscom.net

《学びの内容》
第一部 DV被害者の実態と対応 10:00~12:00
     1、DVの現状
     2、DVの定義
     3、DV被害者の体験談を聞く
     4、DV被害者の実態
     5、DV被害者への対応
     6、質疑応答

第二部 DV加害者更生プログラムと選択理論 13:00~14:30
     1、ビデオ鑑賞
     2、更生プログラムを立ち上げた理由
     3、プログラムに来る理由
     4、来る人たちの職業 
     5、選択理論心理学
     6、プログラムで学ぶ内容
     7、質疑応答

第三部 DV加害者    14:40~16:00
     1、DVの原因
     2、DV加害者の特徴
     3、DVの特徴
     4、DVと喧嘩の違い
     5、新聞記事より
     6、質疑応答

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by npo-step | 2016-08-12 14:06 |  これまでの活動

一年間・52週間加害者プログラムに参加し続けたYさんから、体験談の投稿を頂きましたのでご紹介します。
実はYさんからは6ページに渡るとても丁寧な体験談を頂きましたが、長文でしたのでお願いして要約版に纏めて頂きました。今回は要約版の投稿を原文のまま掲載させていただきます。

私は理屈っぽく、私の意見のほうが経済的だ、合理的だと妻を説き伏せることが多かったと思います。また、人間関係については子供の頃から好き嫌いが激しく、好きな人なら何でも許してくれると思って距離を近くとり、トラブルになることがありました。一方嫌いな人や、トラブルを起こした人に対しては口も聞かず、関係性を断ち切ってしまうところがありました。また、正しいことなら何をやってもいい、手段は問わない、悪いことは断罪されるべきという、好き嫌いや善悪について極端な価値観を持っていました。
妻に対しても、妻は夫を労うべきと考え、私の「べき」に沿わない妻の判断力、価値観は異常だと考え、妻を矯正することが私の使命と思うようになりました。妻が私の期待するとおりの反応を示さないと、私は妻を何日間も無視しました。妻は無能で無知で、社会的に無価値な存在と決め付け、妻からの歩み寄りを無視により拒否しました。
直接暴力で妻を変えることは、犯罪だし、私の立場が悪くなると考えたので、妻を精神的、経済的に枯渇させることによって、妻を変えようとしました。その期間は、覚えているだけで約10年以上です。
私から歩み寄る選択肢は、当時はありませんでした。歩み寄ることは敗北と考えていました。このような被害者意識や、独りよがりの正義感を持っていたものですから、リビングから聞こえてくる、妻と子供たちの笑い声を聞き、このままのけものにされ、お金だけ吸い取られていくのか、畜生、明日はもっとひどいことをしてやる、と、私の思考は悪循環の一途を辿っていました。

家族が家を出て行って、自分の行為が間違っていたと考えるようになりました。ネットで自分の行為を調べて初めて、自分の行為がDVであり、モラルハラスメントであることを知りました。これなら犯罪ではないだろうと思い込んでいたことは、立派な犯罪でした。

変わりたい、と思い、ネットで探して電話したのが、ステップでした。ここでは皆さん大変明るくされていて、とても加害者の集まりとは思えないような雰囲気でした。加害者が何故このように明るいのか、違和感も感じていました。これが精神的自立を目的としたものであることに気付くのは、何ヶ月も先のことでした。以下はステップで私が強く心に残っている学びです。

1 選択理論
  怒りを選択してしまう理由について、全行動を制御できるもの、できないものに分解して理論的に理解することができ、リフレーミングやアンガーコントロール等の技術を用いて怒りの回避を実践できました。
2 自己の充実
  学ぶために自己を充実させ、心に余裕を持つことは、とても大切なことでした。私は主にステップで仲間と前向きで明るい会話に参加することにより、欲求を充足することができ、他人の助言を素直に受け入れることができるようになりました。
3 過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる
  「人の心を変えるのは、地球を指で動かすようなもの」この言葉が強く印象に残っています。「考えが変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば性格が変わる、性格が変われば人格が変わる、人格が変われば人生が変わる」のプリントは職場の自席に貼って、毎日見ています。
4 相手は最善の選択をしている
  私がDV行動をしていたとき、リビングでは妻と子供たちの笑い声が聞こえてきましたが、自分のことしか考えていませんでしたので、私はこれを、私がのけ者にされていると捉えていました。いま、相手が最善の選択をしていたことを踏まえて振り返ると、妻が何故あのとき子供たちに笑顔を向けていたのか、申し訳ない気持ちで一杯になります。この教えは、深く心に刻んでいます。
5 傾聴
  私はこれが苦手で、どうしても話題の解決のために発言してしまい、相手がただ聞いてほしいだけなのに、ばっさり返してしまっていました。ロールプレイは私の特質が浮き彫りになりましたので、やってよかったと思いますし、苦手なことはこれからもぜひやらせていただきたいと思います。

学びで得た知識を活かして、「今週は職場の人全員に話しかけてみよう」など、1週間ごとに具体的な目標を立てて実践し、うまくいったこと、いかなかったことを毎週の振り返りで報告することを繰り返しました。

また、ステップでは講義のほかに、共に学ぶ仲間との意見交換や助言の与え合いで気付きを得ていきます。最初の3ヶ月は、私も悪いが妻も悪いという、被害者意識が抜けきりませんでした。仲間からの助言により、私が妻にしてきたことをノートに書き出してみました。そうして初めて加害者としての自覚が持て、妻の傷の深さに気付きました。被害者意識が如何に学びを阻害しているかということが良くわかりました。

その後はこのような私が更生して意味があるのか、加害者は被害者の前から消えたほうがいいのではないかと思い悩みました。このときも、笑顔で前向きになれないなら、まずは形から入ってはいかがかと言う助言を得て、今年から実践しました。楽しいことがなくても、とにかく口角を上げ、相手の目を見て明るく話すことに気をつけました。「明るくなったね」「いいことあったの?」と、周囲の反応に変化がありました。とても暖かく、気持ちのいい感情でした。悩んでいても仕方がない。自分が変わらなければ、何も良くならないと思いました。そして自分がどう感じているか、ではなく、相手が自分をどう感じるか、がとても大切なことを、この実践で体験しました。
このときは、先にまず自分の行為から変えてみても、人とのかかわり方は変わることを体験しました。いずれの助言も、素直に受け入れて本当によかったと思います。

今私は、私の行為について、相手がどう感じているか、他者視点で行動することに取り組んでいます。妻の視点、子供たちの視点で私がDVをしていたときのことを察すると、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。妻と子供たちは辛い状況の中でも、最善の行動をとっていました。私からDVをされていた同じ10年間を、妻視点、子供視点で思いを致せば、どれほど辛く悲しいことだったのかと思います。

妻からは、過ぎたことを悔やんでも仕方がないこと、後ろばかり見るのではなく、これからの事を考えてほしいこと、とはいっても感情はすぐにはついてこないので、しばらく急激な変化は望んでいないことを聞きました。私は妻の希望に寄り沿うことにし、焦らず、極端にならず、ひとりよがりにならず、どうすれば妻と子供たちにとって良い行動を取れるかを考えています。辛い中、勇気をもって私に教えてくれる妻と子供たちに感謝をしています。学びと実践、そして反省を忘れず、豊かな人間に変わって、家族を支えていきたいと思っています。 

  
by npo-step | 2016-08-09 09:52 |   参加者・体験談、ほか

         放送は終りました
8月8日フジテレビ、バイキングの番組にステップの理事長がスタジオ生出演する予定です。「怒れる夫婦問題」DVを警察に放置された妻、熟年離婚の落とし穴、バツ3が吠える、子供がいるから離婚やめろ等々、芸能人や一般主婦が多数出演して、1時間半、大激論する内容です、
理事長は専門家として参加。

放送は、8月8日(月) 午後0時10分~1時45分迄、
フジテレビ系列、「バイキング」

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by npo-step | 2016-08-07 19:50 |  これまでの活動

神奈川県教育委員会主催の「平成28年度人権教育指導者養成研修講座」を行って来ました。
参加された方は神奈川県や市町村・他の教育機関に関わっておられる方々です。
講座は「女性の人権、~配偶者及び交際相手からの暴力を防止するために~」で、家庭内暴力(DV)の学びを行いました。
今回は特に、DV被害女性の体験談が語られました。外では温厚で誰からも信頼されている夫、しかし家庭に入ると、妻は自分の所有物という歪んだ価値観から、暴言や無視などの言葉の暴力や生活費を渡さない、働いたらお金を要求する経済的暴力を受け続けていました。結婚してから10年後、幼児と一緒に夫から逃れ、保護施設を転々と逃げ回り、6年後やっと離婚が成立、現在は正社員として働いている体験談は、涙なしでは聞けない内容で、「人権」と言う言葉の重みを感じた研修講座となりました。

           写真は体験談を語っている被害女性
神奈川県教育委員会で研修講座・開催_b0154492_12343674.jpg

by npo-step | 2016-08-05 12:36 |  これまでの活動