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「DV加害者更生プログラム」の学び

「震災を通しての学び」
DV加害者更生プログラムに参加されている人の中に、1月17日の阪神淡路大震災を経験した人がおりました。卒業試験の勉強中、大地震で家が潰れた。命は助かったが大震災の恐怖は20年経った今でも忘れられない。5時46分になると、パッと目が覚めると話しておりました。
ファシリテーターが、忘れられないのはDV被害者も同じではないでしょうか。身体的暴力で殴る蹴る等の暴力や、精神的暴力で、バカ、何でこんなことが出来ないんだ、能無し、お前なんか生きてる価値が無い、などと言われた日々を送り続けると、立ち直れないほど、精神的な傷は深く,様々な身体症状や精神症状を引き起こしてきます。
そして最後は耐えられず家を出る被害者もおります、被害者へのDV行為、加害者は忘れても、被害者は何年経っても決して忘れることはないでしょう。加害者は、それだけの負債を負っているのです。
更に、東日本震災時の放射能汚染の話になり、いくら除染しても住民は元の場所に戻るかは、本人の選択・自由でしょう。
同じように家を出た被害者は、加害者がたとえ変わっても暴力の恐怖は忘れられない。戻るか戻らないかの決断は、妻を尊重して決断を委ねて受け入れることも大切です、と話してました。
   (1月18日・DV加害者更生プログラム、夜の学び・より)
by npo-step | 2015-01-18 22:10 |   お知らせ・スタッフの声