2013年 12月 16日
「クローズアップ現代」を見て、投稿文クローズアップ現代「ストーカー加害者の告白」を見て
この番組の中で紹介された「ステップ」でのDV加害者プログラムのようすは、とても印象深いものでした。
例えば実際のプログラムの様子の場面、
「思考と感情は連結している。思考を変えれば、感情は後からついてくるということ。
そして行為も変わっていくということ・・・」という説明がされていました。
あーこういうふうにして、これまでの思考のパターンに丁寧に揺さぶりをかけることで、
違うものの見方や考え方に気づかせていくんだな、と思いました。
なるほどと心に落ちるものがありました。
そうしたステップのプログラムを受けた加害男性の言葉もまた良かったです。
「自分の所有物が勝手に出て行った。心の中から聞こえてくるんですよ、“奪還せよ”と・・・」
そして「ここに来るまでは、支配していたことに気がつかなかったですね。」とか・・・。
なかでも、彼女は彼女の人生。僕は僕の人生で、尊重できるようになった。」 という言葉は、秀逸でした。
これはまさに、加害者プログラムが目指すものを、加害者自身が語ってくれた言葉のように思いました。
そうした結果、被害者であった元妻の証言も良かったです。
「(夫は)人(私)の意見を聞いてくれる。・・・ここに来てすごい変わったと思います。顔つきが
もうまったく違うので・・・・・。」
これはDV加害者更生プログラムを受けることで、このように変わっていく人もいるのだということを、改めて証明してくれました。
以上のような経過は、単に「ステップ」でのプログラムのようすの紹介に留まらず、
加害者も変われるんだ、変われる可能性があるんだということをしっかりと見せてくれました。
そして、こうした実践をしているところがあるんだということを知ることは、DVの加害者にとっても、その被害にあって苦しんでいる人にとっても、1つの希望につながることではないかと思いました。 とてもいい番組だったと思います。 ( 一視聴者より ) (掲載許可済)
クローズアップ現代のブログ
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3446_all.html
by npo-step
| 2013-12-16 10:16
| 参加者・体験談、ほか