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重要なお知らせ

●当面の間全ての活動の対面はお休みしてオンラインにて開催いたします。
   (コロナ過の終息後はオンライン、対面併用致します) 
  現在、新型コロナの感染が急拡大してきましたので、感染抑止のため、
  加害者・被害プログラム等の対面はお休みしてンラインにて継続開催致します。
   又、各種面談等はオンライン又は電話にて行います。 
  詳細はお問合せ下さい。 Email : step-zoom@c09.itscom.net

中国語クラス開設のご案内
  2022年3月より「人間関係再構築支援プログラム」中国語クラスを開設します。
  詳細はこちら をご覧ください

● 親と子のあったかリトミック2回目を
開催します。
  7月30日(土)の午前10時~11時に「親と子のあったかリトミックのクラス第二回目が開催されます
  幼稚園から高校生までのお子様とそのご両親が対象です。詳細はこちらをご覧ください。

● 事務所移転のお知らせ
  2021年8月7日(土) 新事務所に移転しました。
  新事務所の所在地 〒221-0823 横浜市神奈川区二ッ谷町9-4 五十嵐ビル3階
   (JR京浜東北線・横浜線、東神奈川駅、西口・徒歩4分 東急東横線・東白楽駅、徒歩8分)
   新・電話番号 045-548-6969 
 
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ステップは女性の人権を守るためにDV・ストーカー・虐待・被害者支援活動を行ってます。
 主な活動は

● よりよい家庭生活(環境)を築くためのカウンセリングを行ってます。
  (夫婦面談、親子面談、家族面談、個別面談、虐待相談、夫婦塾、を行います) (予約制)
   (3月末迄、電話又はオンライにて開催)
   詳細はお電話下さい。 080-5530-8047


● DV・ストーカー加害者更生プログラム・DVストーカー被害者支援・夫婦塾・面接相談・
  DV防止セミナーへの 講師派遣・等DV・ストーカーに関する活動を行ってます。
 
   詳細はお電話下さい。 080-5530-8047

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  NEW!!
● DV・ストーカー・虐待 加害者更生プログラム (金継の会)を行ってます。 (オンラインにて開催中) 
   DV・ストーカー、虐待をやめたい、予防したい方のための加害者更生プログラムです。
    グループワークを通して、加害行為の原因を探り、その対応を考えて行きます。

      毎週・火曜日 オンライン・zoom 午後8時~10時
      毎週・水曜日 オンライン・zoom 午後1時~3時 午後8時~10時
     
 毎週・木曜日 オンライン・zoom 午後8時~10時 
      毎週・金曜日 オンライン・zoom 午後8時~10時
      毎週・土曜日 オンライン・zoom 午後1時~3時 午後4時~6時
      毎週・日曜日 オンライン・zoom 午後1時~3時 午後4時~6時
        (プログラムの内容は9回とも同一です。各回11人以上の場合30分延長有)
        ●お問合せ先 step-zoom@c09.itscom.net
        ●参加登録書
 https://forms.gle/uRN57LhWwAVWxRfr9 
      プログラムの基本情報はこちら  参加費はこちら  体験談はこちら

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● DV・ストーカー被害者支援プログラム  (ダイヤモンドの会) 
   被害者支援の働きとして、夫の暴力で傷ついた方々が、グループワークを通して、
   学びと互いの体験談を語りながら、傷を癒していくプログラムです。
  
    毎月・第2・第4土曜日、午前9時30分~11時30分 (オンラインにて開催中)
    参加ご希望の方は下記にご連絡下さい、お待ちしてます
    mail step-zoom@c09.itscom.net 又は電話 080-5530-8047

    費用は1回、2時間 3.000円  ( 支援2.000円、実質1.000円)
    皆様の参加をお待ちしております。   詳細はこちら

● [プログラム専用電話]
   DV・ストーカー・虐待 加害者更生プログラム専用窓口
     080-5530-8047  受付時間 10時~20時
     E-mail : npo-step@a01.itscom.net
   (面談等で応答できない場合がございます。そのような場合改めてご連絡願います) 

● [参加者の声・ご意見・体験談]
   DV加害者更生プログラム・他に参加された方々の
   ご意見・感想、体験談が掲載されてます。   詳細はこちら

お知らせ
  悪天候や災害等でプログラムや面談の開催中止になる場合
  ステップのHPi掲載します。不明なときはHP確認をお願い致します。 

 お願い 
  プログラムや面談の際は、静かな環境の中で真剣に話し合っておりますので、
   お子様の同席はご遠慮頂いてます。ご理解とご協力をお願い致します。 

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● [講師派遣]
  ステップでは専門知識を持ったスタッフを、研修会や講演会などに講師派遣を行っております。
  問い合わせ TEL 045-439-3620 又は 080-5530-8047
   Mail : npo-step@a01.itscom.net
   詳細は、こちら   講師派遣の実績は、こちら

 
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● [メディア紹介]
  ステップの活動内容が、新聞・テレビで報道されました。(一部抜粋・詳細はこちら)
[新聞]
2020年3月20日 神奈川新聞「千葉虐待死.懲役16年」自覚無き暴力連鎖 ~更生の仕組みが不可欠~
2020年2月24日 朝日新聞 「勉強やれ」父が虐待したのは
2018年3月15日 読売新聞・夕刊「DV加害者更生に力」(相手を尊重講座で養う)
2016年12月20日 日本経済新聞・夕刊 ストーカーの根を絶て、加害者の更生後押し
2015年4月12日  東京新聞 「同じ屋根」再出発 更生・プログラム受講
2014年5月8日  毎日新聞「加害者8割脱DV」「再発防ぐ更生プログラム」

[テレビ]
2020年2月19日 NHKテレビ『あさイチ」特集、虐待を考えるキャンペーン ~私が虐待したワケ~
2019年9月23日 TBSテレビ「ビビット」 告白・DV加害者更生教育から見えた"認識のズレ"
2019年2月21日 NHK「ニュース7」 児童虐待 加害者の更生 ”見えた無自覚” 
2018年9月7日 TBSテレビ NEWSな2人「児童虐待の現状を徹底取材」
2018年7月21日 大阪.読売テレビ「特盛よしもと」他人事でない被害者続々、芸能人襲う悪質ストーカー
2017年4月28日 NHK福岡・なるほど実感報道ドドド!「~DV7万件 加害者の心理に迫る~」
2017年1月16日 テレビ朝日 Jチャンネル 知らぬ間に夫に暴言、新たな離婚危機

「ラジオ」
2020年11月25日 NHKラジオ第一「NHKジャーナル」~DV加害者更生プログラムとは~
2020年10月9日 TBSラジオ「荻上チキ・Session」~GPSを悪用したストーカー行為~

[雑誌]
2021年9月10日 さくら舎「DVはなおせる」~加害者・被害者は変われる~ 掲載内容は こちら
2020年1月3日 月刊クーヨン2月号「そのイライラはパートナーからきていませんか?」

2019年3月18日 AERA3月25日号「相手はお前の持ち物じゃない」
2018年8月15日 日本更生保護協会「更生保護8月号」DV加害者の危機を救ったのは?

[インターネット]
2021年9月12日 文春オンライン「相手の悪いところをなおしてあげる」掲載内容は こちら
2020年10月22日 soar-world.com「人はきっと変わることができる」 掲載内容は こちら
2020年9月29日  東洋経済オンライン「DV加害者だった52歳夫を変えた強烈な・自覚」掲載内容こちら
2019年8月27日 家族のためのADRセンター「DV加害者更生プログラムの実態」 掲載内容はこちら

[助成・支援]
   ステップは、横浜市、NHK歳末助け合い(赤い羽根)、国際ソロプチミスト、 
   生命保険協会・神奈川県協会、他から助成金・支援金等を受けて運営されてます。
    (一部抜粋) 詳細は、こちら





# by npo-step | 2022-12-30 18:44 |   はじめに

親と子のあったかリトミック2回目を開催します。
幼稚園から高校生までのお子様とそのご両親が対象です。

開催日 2022年7月30(日)(土) 10:00~11:00
参加費 500円
場 所 オンライン・zoom
参加方法 step-zoom@c09.itscom.net にメールにてご連絡下さい。
💔 動きやすい服装で参加して下さい。
💔 対象は、幼児~高校生まで参加できます。
💔 父子、母子など、ご一緒にぜひ参加して下さい。

リトミックってなあに?
・リトミックはスイスの作曲家 エミール・ジャック・ダルクローズによって提唱されたもので、
  日本では大正初期に導入されました。
・音楽を利用した子供のための教育法のことです。
  ダンスや歌、リズム運動を通して音楽スキルだけでなく、体を動かし、
  楽しみながら表現力を育むことができます。
・リトミックでは子どもが見て、聞いて、心で感じたものを
  【五感】をフル活用して表現することが求められるため、
  人間が生きていく上で大切な、「自己表現力・愛」を自然に育むことができます。
・人間の脳は、他の動物と違って極端に大きな「前頭前野」という部分があります。
  考え、決断し、行動する一連の行動を前頭前野がコントロールしています。
  脳科学の研究で、運動の決断は、すべて前頭前野から始まることがはっきりしてきました。
  このように親子の愛を構築していくために最高のツールが【リトミック】です。

親と子のあったかリトミック、開催のご案内_b0154492_11294974.jpeg

# by npo-step | 2022-07-06 11:08 |  これからの活動予定

6ヶ月前にステップのプログラムを終了されたS.Uさんから、体験談の寄稿を頂きましたので、
原文のまま紹介します。

私にとってステップの加害者更生プログラムとは

DVのメカニズムを知り、そして克服をしたい仲間と共に日々の振り返りを行いながら、自分自身の怒りの元となる原因を知ることができました。
そして、理事長はじめ事務局の皆さんの支援を得ながら、DVを克服するばかりでなく、自分自身、ひいては家族が今まで以上に幸せを感じながら生きる術を学ぶ場になりました。

ステップに来たきっかけ

直接のきっかけは、私が腹を立て、息子に物を投げた時に当たりどころが悪く、おおきなけがをさせてしまったことです。また、それ以前から、妻に対して強い暴言を吐くなどが週1回以上続き、それによって家族全員を疲弊させていました。

怒りを抑えるために、心療内科で薬物投与とカウンセリングを受けていましたが、これだけでは根本的な問題を解決するには至りませんでした。

今だから分かりますが、なぜ失敗していたかというと、怒りのメカニズムを理解せずに怒りだけを抑え込もうとしていたからです。人には喜怒哀楽があり、怒りの感情そのものをなくすことはできないことを、プログラムを受講するまでは知りませんでした。

ステップに来て学べたこと

ステップのプログラムの紹介にもありますが、ここでは2つ、選択理論を用いながら怒りのメカニズムを理解すること、そして受講者同士で実際に起きている日々や過去の行いを振り返りながら学びを深めていきます。

ここで、私は特に3つのことを学びました。

まず、自分の欲求を満たすことで、自分の心に余裕が生まれ、その結果として相手にも余裕を持って接することができ、何かが起きても怒りに結びづけづらくなりました。

次に、自分にとって最も大切にする人は、パートナー(=)であることを知りました。それは、家庭内で夫婦関係が良好であれば息子も安心して過ごせ、人生を通して支えあうまさにパートナーだからなのです。

そして、常に「身につけたい7つの習慣」(内的コントロール)を用いることで、家庭の人間関係は良好に保たれ、ひいてはその習慣は家庭の外でも良い影響をもたらしています。

受講期間は52週、すなわち1年あり、初めて聞いた人は面食らうかもしれません。しかし、理事長からも話がありますが、怒りが習慣になってしまった私を含めた受講者ひとりひとりは、その習慣を変えていくのにこの時間が必要になります。それも、できるかぎり連続して毎週受けることが、その習慣を変化させていくために大切になります。

52回を修了したあとのこと

52週を修了し、半年弱経過しました。大きな問題を起こした後に一時は別居をしていましたが、再び同居をしながら家族で日々を過ごすことができています。それは、以前にもまして安定した日々を得ることができており、この更生プログラムの名前が「金継ぎの会」ということの重みを噛み締めています。

一方で、何十年と続いた怒りに結びつけやすくしてしまう習慣を変えていく取り組みが、52週が終わった後も続けられているのか、自分自身で立ち返って見直すために、頻度は下げつつもステップに通うことにしています。

もし、会でお会いすることがあれば、52週を修了した人がどのような生活を送っているのか、一つの事例として知っていただくことができるかもしれません。

受講を検討されているご本人へ

おそらく、ここにたどり着いた方は、ご自身の行いを悔いつつ、自分の中で考えた対策も万策が尽き、なおそれでもどうにかしたいという気持ちを持たれていると想像します。かつての私もそうでした。

一方、習慣を変えるのはとても難しいものです。大人になって、筋トレをはじめたり、英語を学ぼうとするときと同じか、それ以上かもしれません。それでも、悪しき習慣を脱却してより良い人間関係を作るために自分を変えようと願いながら、52週の11回に取り組めば、ご自身なりの何かを見つけていただくことができるはずです。

理事長もよくおっしゃいますが、他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えることができます。1回目の受講時、絶望から始まった受講者仲間の方も、それを信じて取り組んで修了された結果、新しい良き人生を歩み始めた方をたくさん見てきました。受講されると、それを現在進行形であなたも見届け、そしてその1人になるチャンスがあります。

一つの機会として、門を叩いてみてはいかがでしょうか。

受講を促したい被害者の方へ

パートナーからDVを受けて、物理的・精神的に傷つききった結果、ここにたどり着かれている方もいると想像します。同時に、このようなプログラムをパートナーが受けてくれたら、変わってくれるのではないかとどこかで信じていらっしゃるはずです。私のパートナーもそうでした。

私の場合は、パートナーと共にプログラムを探し、その後に自発的に受けましたが、そうではなく受講を拒絶されてしまうケースもあるはずです。

これがお力になれるメッセージかは分かりませんが、言えることがあります。それは、ご本人がそのような境遇におられることが辛いことを伝えること、そして今自分自身がやっていることを他人が見たらどう見えているのかを知ってもらえたら、ということです。そのために、夫婦面談を活用することも、良い方法の一つだと私は考えています。

以上


# by npo-step | 2022-06-27 06:43 |   参加者・体験談、ほか

オンライン講演会、開催

ステップでは、10年以上多くのDV被害者・加害者の方々と関わっおりますが、
これまで多くの地方自治体・団体から依頼を受けて、講演会を行ってきました。
今回はその講演会をステップのプログラム参加者対象にオンラインにて開催いたします。
皆様の参加をお待ちしてます。

オンライン講演会、開催_b0154492_19445055.jpgオンライン講演会、開催_b0154492_19450275.jpgオンライン講演会、開催_b0154492_19451448.jpgオンライン講演会、開催_b0154492_19452456.jpg
# by npo-step | 2022-03-12 20:10 |  これまでの活動

Sさんの体験談


ステップで開催してます「DV加害者更生プログラム」に52週参加された、Sさんが参加者の皆様の前で体験談を語りました。ご本人から同意を頂きましたので、長文ですが原文のまま紹介します。

●はじめに
私は妻や娘と一緒にいるのが大好きです。妻とは知り合ってから20年以上たちますが、それはずっと変わっていないつもりです。しかし自分の思いとは裏腹に妻や家族を傷つけ、ステップにお世話になることになりました。
2020年の5月30日に初めてオンラインでSTEPを訪れ、今年の5月29日に52回目のプログラム参加を終えました。私は西日本に住んでおり、現在妻と娘と同居しております。そのためステップはすべてオンラインでの受講となりました。その期間、栗原理事長をはじめ、スタッフの皆様、一緒にプログラムに参加する皆さんに、たくさんの言葉や考えをいただきながら学びを続け、ほぼ毎週、土曜日、もしくは日曜日に参加してきました。ただ自分としてはこれで終わりと感じているわけではなく、その後も間隔を少し開けながら参加させていただいています。今日は自分の経験が少しでも皆さんの参考になればと思いながら、不安や怖い思いをさせてしまった妻に向けてこの発表をしたいと思います。

●発表の流れ
「参加のきっかけ」「STEPでの学び」「自分の問題として」「自分は変わったのか?」という流れでお話させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

●参加のきっかけ
 2020年5月10日、自宅のリビングで娘、妻と過ごしていた時に、本当に些細なことで妻と口論となり、平手で妻の頬を叩きました。妻は起き上がってきたのでもう一度、同じように顔を叩きました。その際妻は柱に頭をぶつけケガをしました。妻は警察に通報し、その際私は子供を取り上げ、一緒に「この家から出て行け」と言わせました。その後4人の警察官と一緒に警察署に行き事情を聞かれました。そのとき4歳だった娘はその一部始終を見て、妻と一緒に警察へも行きました。その時の彼女のこわばった表情を思い出すと、本当に大変な思いをさせてしまったと心苦しい思いです。次の日には妻と一緒に病院へ行き、妻がCT検査を受けるのも見ていました。幼い娘にとってどれだけ辛かっただろうかと思います。

それまでも私と妻は、しばしば口論になり、掴み合うような激しいケンカに発展することもありました。私自身も、そして妻もそのような状態を望まなかったので、ステップに通う前から、どうやったら自分の怒りの感情を抑えられるのか、何とかできないものかと考え、怒りやアンガーマネジメントについての本や記事を意識的に読んでいました。それにもかかわらず、自分でも努力していたつもりでしたが、妻との関係は変わらないままでした。その根本に、変わるべきは自分ではなく、相手であるという気持ちがずっとあったからだと思います。気を付けていたつもりでもこのような最悪の事態を招いてしまい、大事なものを失ってしまう。そういう状況になってやっと「自分も変わる必要があるのではないか」と考え始めました。そして妻からこのステップのことを聞き、更生プログラムに1年通い、その結果でその後の方向性を決める、つまり家族として続けていくか、離婚するかの判断をするという提案を受け、とりあえずステップに電話してみることにしました。

栗原先生と電話で面談した時、自分が加害者であることはもちろん認識しているのですが、同時に被害者でもあるという意識が非常に強く、妻の怒りに対してどう対処していけばいいかわからない。自分は妻に追い詰められて、暴力に至ってしまった。というようなことを栗原先生に伝えたと思います。話している間ずっと、先生は私の話を遮ることも、自分の考えを押し付けることもせず、私の話をしっかり聞いてくださいました。そして、「奥様の怒りを『妻は苦しみを訴えているんだ』と、とらえたらどうでしょう。それでも怒りは沸きますか?」と言われました。私はハッとしました。それまで妻の怒りは病的で異常と考えて、そんなふうに捉えたことがなかったからです。また「相手と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来」「自分を変えていきましょう」という言葉もいただきました。

そしてステップがウィリアム・グラッサー博士の「選択理論」に基づいたプログラムであることや、怒りをなくして「7つのよい習慣」を身につけていこうとするステップの方向性について話を聞きました。話をしていて自分の目指す方向性とステップの方法論とがぴったり重なるような感じがありました。こうして私はステップでやっていこうと決心しました。

●STEPでの学び
次に「での学び」について、「ゴールを知る」→「理屈を知る」→「自分を知る」という流れで、どういったことを実践していたか、どのように段階を経てきたか、具体的な例を交えながら話していきたいと思います。

●ゴールを知る
ステップでの最初の時間の学びは7つの習慣のひとつである「尊敬する」を深堀りするものでした。その中で、「妻を尊敬していこうと決める」ということと、妻の「よい点」を30個見つけて、それを口に出して言ってみるという課題が出されました。最初の10個ぐらいは割とすぐに出てきました。その後は「今自分が妻に対して嫌に感じていることが、見方によっては妻のいいところになるかもしれないと考え方を変えてみました。例えば「しつこく追及してくる」と感じていた面は「粘り強く、妥協しない」とも取れますし、「細かい」と感じていたことは「用心深い」と考えることもできます。そうこうしていくと30個よい点を見つけることができ、それらを口に出して言ってみることで、穏やかな気持ちになったと同時に、「何でこんな風になってしまったのだろう、いつから相手の悪いところばかりに目をやって、敵同士のように対立するようになってしまったんだろう」と感じました。その時の経験は、その後の自分のリフレーミングのヒントにもなっています。

●7つの習慣の学びと自分の目標
その後、「傾聴する」「信頼する」「意見の違いを交渉する」「励ます」など「7つの習慣」に関する学びが続き、「怒りの感情を持たない、7つの習慣が身についている人になる」というのが自分の目標となりました。そして日頃から特に意識して実践していくこととして、「相手の欲求を満たす」ということと、「批判をゼロにする」という2つのことに取り組み始めました。この2つのことはこれまでの自分に欠けていた部分でした。それまでの自分は自分のことばかり考え、相手のことをあまり考えていなかったように思います。「相手の欲求を満たす」には、相手に関心を持ち、相手の思いを尊重する姿勢が欠かせません。会話の目的も「自分の意見を言うこと」ではなく「相手の願望を知ること」に変えていく必要がありました。また「批判をゼロにする」ということを目標にしたのには、あらゆることに対して批判的で、何でも批判的に捉えることが、自分らしさであり、そのことで相手との関係性を有利に進めていこうとしていたところが自分にはあると気づいたからです。批判をゼロにするには、相手の言葉に耳を傾け、それを受け入れる必要があります。そして相手の立場になって考えたり、相手を尊重する気持ちがなければ、どうしても批判的になってしまいます。「~はだめだ」「~は間違っている」という否定や「あの人は~だ」という決めつけだけが批判ではありません。相手の行動に対して「なんで~なの?」と思ってしまうのも批判です。いまでも思わず「何で…」と口に出てしまうことがあり、まだまだだと感じることが多いです。 私は自分の欠点であるこの2つのことを身近な目標として取り組んでいくことを決めました。

●理屈を知る
「自分がこうありたい」という目標は見えてきても、実際の自分はそれにほど遠い状態でした。私は幸いにも家族と同居した状態でステップに通うことができていたので、学んだことを家族に向けて実践してみることができていましたし、娘がまだ眠っている早朝に、妻と話をすることができていました。辛い感情がまだ癒えていない妻と話をすると、責められることも多かったし、受け入れ難い意見を聞くことも多くありました。そのたびリフレーミングして乗り越えようとするのですが、すぐにはできず、それどころか、結局、黙ってしまって、妻に対する「何で?」が心の中に渦巻いている状態でした。「どうせ自分が我慢してやり過ごすしかないんだ」と考えていました。
そしてその態度がさらに妻の怒りを増幅してしまうことがよくありました。口に出して直接相手の批判をすることはなかったと思いますが、心の中では相手に対する不満や批判でいっぱいで、それに我慢という形で蓋をしている状態でした。ステップの学びの中で、このように我慢することは何の解決策にもならず、コップの水に少しずつ水が溜まっていくように怒りが蓄積していき、やがてちょっとしたきっかけで怒りとなって爆発すると知りました。

そんな時に、私の根本的な考え方に大きな影響を与えた3つの学びがありました。「全行動」と「上質世界」、「外的コントロール/内的コントロール」についての学びです。

●全行動
「全行動」を学んだ時には、グラッサー博士の車のモデルを通して、「思考」と「行動」は車の前輪のようなもので直接コントロールしやすく、一方で「感情」と「生理反応」は車の後輪のようで直接コントロールしづらいということ、また前輪である「思考」と「行動」を行きたい方向に向けることで、後輪の「感情」と「生理反応」はあとからついてくるということを学びました。
このことを知ったことで、まずは、自分の思考と行動は変えることが可能であるので、その思考を望ましい方向に変えていけば、自分を変えることが出来るとはっきりイメージできるようになりました。また自分がやるべきことに焦点が絞れ、そうしていくことで自分がよい方向へ向かっていけるという希望が増しました。また同時に「上質世界」(願望)という言葉も知り、上質世界と現実世界に差があることがイラっとする感情を生むことを知りました。このことを知ることで自分のイラっとした感情が何に起因しているものか、観察しようとする姿勢が生まれました。

●外的コントロール/内的コントロール
また「外的コントロール/内的コントロール」という考えを学んだときには、「相手が自分を怒らせているのではなく、自分が怒りを選んでいるんだ」ということ、また「相手が何をしようと、怒りではない対応の選択を自分はできるんだ」ということを知りました。これらの気づきは私にとって非常に大きなものでした。そしてそれまでの自分は結局、外的コントロールの考え方を持っていて、相手の言動が自分の思うようなものではなかったときには、不快感を表情に出したり、大きな声をあげたり、拗ねたりといった反応しかできなかったことを非常に恥ずかしく感じ、もうそういう反応はしたくないと強く思いました。

「全行動」と「外的コントロール/内的コントロール」の学びは、自分の思考が「怒り」にどのようにつながっているかという関係性を明確にし、「思考」を変えることによって自分を変えることが出来る、ひいては「怒り」の感情を遠ざけることが可能であるという希望を与えてくれました。
ステップでは私と同じように、「怒り」の感情を手放したい、自分を変えたいと考えている参加者の皆さんの振り返りを聞いたり、時にはロールプレイをしたりという機会をたくさん持つことが出来ました。皆さんの話を聞いているときに、「自分はどうだろう」、「自分ならどうしただろう」と考えることが非常に多く、そのことが自分について考えるきっかけをあたえてくれていました。そうすることで、それまでは意識していなかった、自分自身について改めて気づかされることが多くありました。
またステップではたくさんの言葉を学びました「相手は最善を尽くしている」というのもその一つです。相手がとった言動に対して、自分が望ましくない反応をしないようリフレーミングするのによく使われる「魔法の言葉」のひとつですが、この言葉は自分に置き換えてみてもとても納得する言葉でした。私も自分なりにつねに最善を尽くしているつもりでいたからです。しかし最善を尽くしているつもりでも状況はよくならない。理解するべきことをしっかり理解しないと状況は改善しないということも知りました。私には自分のことを客観的に知るということが必要でした。

●自分や相手の5つの欲求を知る
人間には「愛・所属の欲求」「力の欲求」「自由の欲求」「楽しみの欲求」「生存の欲求」の5つがあるということ。自分でその欲求を満たすことによって、相手に依存しないでいられるということを知りました。

 そしてプログラムの中で、自分の欲求を知るプロフィールアンケートをしてみて、私は「愛・所属の欲求」が最も強いということが分かりました。自分ではじめて気づくことでした。妻の欲求の強い部分がどこにあるのか知ることが大事だと感じ、家で妻にも同じアンケートをやってもらったところ、妻は「楽しみ」「自由」の欲求が強いと知りました。当然のことながら、私の欲求と妻の欲求は異なり、お互いの違いを改めて理解することが出来ました。

●自分は何に傷ついているのかを知る
「怒り」は傷つき現象であるというのもステップで学んだことです。自分の怒りのバロメーターが上がるのはどういうときか、自分はいったい何に傷ついて怒りを生じているのかを考えました。私は妻と朝、話す時間を持っていたんですが、「妻は/自分は何に対して傷ついているのか」という視点で自分と妻を冷静に見て、気づいたことがありました。話の最中は、なるべく「怒り」の感情が出ないように努めようとするのですが、自分の両親に話が及び、自分の思いとは違うことを言われたとき、怒りレベルが5(腹が立つ)ぐらいになり、同時に非常に悲しい気持ちになると気づきました。それまでを振り返ってみても両親のことに話が及ぶと同じように反応していました。これは自分の上質世界にある自分の両親と妻が思う自分の両親とのギャップが自分が傷つくポイントで、それが怒りに繋がっていたと理解しました。それを乗り越えるために妻の話をしっかり聞くようにしました。そして妻は妻で私の両親の言動にひどく傷つけられたということを知りました。そのことを受け入れて自分の両親の捉え方を変えました。つまり上質世界の貼り換えのような作業を行ったのだとおもいます。そうすることで少々両親のことに話が及んでも割と平気になりました。

●>学びを通じて知った自分
皆さんもそうだと思いますが、ステップの学びの中で、自分のことを言われているような気がしたり、自分もこうだったなぁと思うことが私にもよくありました。そして相手にしてみれば気分を悪くするのも当然である言動をしていたと気づき、自分で自分が嫌になりました。例えば、
・喧嘩をした際に、部屋を出るときに相手に聞こえるか聞こえないぐらいの声で捨て台詞を吐いていた。
・相手の話を聞いているときも、自分の言うことを考えていて、相手の話を心から聞いていなかった。
・あとで考えれば、その時にわざわざ言うべきことだったかと思うようなことを後先考えずに言っていた
・自分も傷つけられたのだから、これぐらいのことは言ってもいい、と相手に大きなダメージを与えることだけが目的である言葉を吐いていた
・相手の気持ちを考えずに自分本位で余計な事を言いすぎていた。

といったものです。いま考えれば、このような言動では相手といい関係を築けるはずもないのは当たり前なのですが、あまりにも無自覚だったと思います。
また自分が卑屈なものの捉え方や決めつけた思い込みをしていることにも気づかされました。

具体的な例を挙げると、コロナが流行りだしたころ、私の妻はそれまでは同じ歯磨き粉を使っていたのに別々の歯磨き粉を使うようになりました。私は「そんなに自分のことが嫌なんだ」「避けられている」と感じあまりいい気はしなかったのですが、ずいぶん後に、テレビである大学の教授が「私が家庭内の感染防止でまずやったことは歯磨き粉を別々にすることです。」と言われているのを聞いて、非常に適切でかつ専門的な対処法であったと知りました。
また妻に「花に水やってる?」「手洗った?」などと言われると、私は「自分は信用されていない」「そんなこともできないと馬鹿にされている」「嫌みとして言っている」などと捉えて、言われるだけで嫌な気分になっていました。でもある日それらが、「単なる事実の確認である」と知り、自分がちゃんとやっていればにも問題なく「やってるよ」と言えばいいわけだし、やっていないときはやっていない自分が悪いわけで、やはり妻としてはそうやって確認する必要があるわけだし、いちいち卑屈に捉えてネガティブな気持ちにならなくてもいいんじゃないかと考えを改めました。
事実や言葉をありのままに捉えて、必要な場合以外は変にあれこれ余計な解釈を加えない。ネガティブに考えてしまいそうなときは、「自分が卑屈になっていないか?」、「そんな卑屈な自分は嫌だ」と考えるようにしました。

●上質世界の自分を貼り替えていく
STEPで学んだ「上質世界」という概念は、自分がそうしたい、そうでありたいという願望、自分にとって望ましい価値観と私は捉えていますが、「人は上質世界を手に入れようと行動する」、「出し入れが可能」で、「貼り替えることができる」こと、また一方で、「現実が上質世界と異なることで傷つき、怒りの感情を生み出す」ということも学びました。
 この上質世界という概念を学んだときに「自分の上質世界の中の自分像があるのではないかと思いました。つまり自分の理想とする自分です。また「自分の上質世界の貼り換えを適切に行うことで、怒りが生まれる要素をなくしていき、習慣化していけるのではないか」と考えました。

それまで、私の上質世界のこうありたい自分像は、
怒らない、人間の器が大きい、人に頼られる、人に弱みを見せない、頭がよく見られたい

といった自分の理想で埋められていました。それは自分に向けられた「~べき論」ともとることができると思います。そうあろうと思い思考し行動するので、それが叶わなかったときに怒りの感情が湧いていました。つまり自分の上質世界の中には「怒らない」理想の自分がいるにもかかわらず、バカにされた、蔑ろにされたというように、その他の要素が傷つけられることで傷つき、怒りを生んでしまい、「怒らない」という理想の自分がさらに遠くなるという状態でした。

ステップに通い、毎回多くの方々からいろんな言葉をいただき、気づきがありその上質世界の自分に変化がありました。例えば、あるとき栗原先生が言った「実は人に弱みを見せれる人って強いんですよ」という言葉は、それまで「人に弱みを見せたくない」と思いながら生きてきた自分にとって、非常に大きな気づきであり、同時に納得のいく言葉でした。

このようにステップに通いながら、上質世界の自分を、怒らない、というものはそのままに、人を批判しない、相手の欲求を満たす、人に弱みを見せれる、7つの習慣が身についているといったように、貼り替えていきました。

●自分の問題として
ステップでの学びが進むと、自分の中でよくないことが起こり始めました。それは学んだことを相手に当てはめて、相手のあら探しのようなことをして、自分を正当化してしまうというものです。「なんて『外的コントロール』な人なんだろう。」、「また望ましくない7つの習慣が出ている」これは主に妻に対してそうでした。そもそも私はどこか、このような状況になった原因は妻にあると思っているところがまだ少しあったのだと思います。自分が何も反応しなければ平和だ。腹を立て、何もないところに波風を立てる、相手がおかしいと思っていました。そして次第に「自分はステップで自分を変えようと頑張っているのに…」という気持ちが心の中を占めるようになっていました。「相手と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来」と学んできたにもかかわらず、相手に変わることをどこかで求めていました。

そして今年の2月11日ステップに通い始めて9カ月も経っているのにもかかわらず、些細なことで口論になり、娘の前で妻に対して、「娘とはいたいけど、あなたとはいたくない」と暴言を吐いてしまいました。いままでやってきたことが台無しになってしまったと感じ、ステップで学んだ「怒りですべてを失う」という言葉が浮かんできました。しかし、このことはその日にあった些細なことが原因ではなく、その前から自分の中で積み重なっていたものがちょっとしたきっかけで出てきたものでした。わたしはその前から、自分が蔑ろにされているという歪んだ思考を持っていました。妻の言動こそがDVだと考えていました。そういう強い言葉を吐くことで自分にとって望ましくない相手の考えが変わることを期待していました。自分は努力しているのに目に見えて状況が変わっていかないことに対しての焦りもあったと思います。結局、私は問題を自分のこととして捉えていたわけではなく、相手に変わってもらうことを目的にしていたのです。ステップにはそれまでに37回も通っていたのにそのような状態でした。

また一から考え直す必要がありました。自分は変わろうとしているのだから、相手にもそうあってほしいという気持ちは捨て、「相手の気持ちと自分の行動に焦点を当てる」ということを徹底していこうと決めました。

妻はそれまで、家のことと育児とに全力で取り組んでいました。私自身もできることはやっているつもりでしたが、妻の欲求は満たされず、不満や怒りが募っていたんだと思います。妻はずっと傷ついてきたのだと思います。それで本来ならば協力して助け合っていくべき関係が、いつの間にか敵同士のようになっていってしまったんだと思います。妻といると自分の嫌な部分が見えてしんどくなる時があります。でも以前ステップ事務局の中川さんに言われた言葉があります。「強敵は自分を成長させてくれるものと捉える」。私にとって妻はそういう存在です。
その妻の傷つきの原因を知り、自分の問題として捉えようと決めました。また朝、出勤前に逃げずに妻とちゃんと話をすることを習慣にすると決めました。こんな状態でも妻はそのような形で自分と話をする機会を持ってくれていました。これは自分にとっても妻の欲求や考えを知ることのできる大事な習慣です。

とにかく、これから、ステップで学んだことをこの家族が幸せに生きていくために活かしていく、それが自分の使命です。

●自分は変わったのか?
1年間のプログラムを終え、私は変わったのでしょうか。妻からは「何も変わっていない」と言われています。妻が言うからきっとそうなのでしょう。たった1年で変わったと言えるはずもありません。ただ、自分は今後、何か怒りがふと沸いたとき、暴力に訴えるようなことはもう絶対にありません。いまははそれに対して怒りとは異なる反応で処理することができるし、怒りで反応するのは上質世界の中の私にはそぐわない行動だからです。指摘や批判も我慢してやり過ごすのではなく、素直に受け入れるようになってきています。妻とも笑顔で会話をすることも少しずつ増えてきています。ステップに通いだしてから変化したことは、自分の中でたくさんありますし、もう大丈夫だと思えることもたくさんあります。でもやはり時間がいると思います。5年、10年とそういう自分でいられても、妻や娘に与えた恐怖心はぬぐえないかもしれません。それまでは「何も変わってない」と思われるかもしれませんが、家族みんなが心からの安心感を得られるまで、まだまだ時間がたっていないわけですから当然です。STEPで学んだ思考で行動を変え、それが習慣となって当たり前になっていくまで、私は家族の幸せを第一に考え、ステップで学んだことを実践していくのみです。

●>最後に
栗原先生をはじめ、ステップの事務局の方々、一緒に学んだ、参加者の皆様そして見放さずに向き合ってくれた妻、たくさんの学びやお言葉ありがとうございます。心から感謝しています。ご清聴ありがとうございました。
これで私の発表を終わります。


# by npo-step | 2022-03-06 12:12 |   参加者・体験談、ほか