「震災を通しての学び」
DV加害者更生プログラムに参加されている人の中に、1月17日の阪神淡路大震災を経験した人がおりました。卒業試験の勉強中、大地震で家が潰れた。命は助かったが大震災の恐怖は20年経った今でも忘れられない。5時46分になると、パッと目が覚めると話しておりました。
ファシリテーターが、忘れられないのはDV被害者も同じではないでしょうか。身体的暴力で殴る蹴る等の暴力や、精神的暴力で、バカ、何でこんなことが出来ないんだ、能無し、お前なんか生きてる価値が無い、などと言われた日々を送り続けると、立ち直れないほど、精神的な傷は深く,様々な身体症状や精神症状を引き起こしてきます。
そして最後は耐えられず家を出る被害者もおります、被害者へのDV行為、加害者は忘れても、被害者は何年経っても決して忘れることはないでしょう。加害者は、それだけの負債を負っているのです。
更に、東日本震災時の放射能汚染の話になり、いくら除染しても住民は元の場所に戻るかは、本人の選択・自由でしょう。
同じように家を出た被害者は、加害者がたとえ変わっても暴力の恐怖は忘れられない。戻るか戻らないかの決断は、妻を尊重して決断を委ねて受け入れることも大切です、と話してました。
   (1月18日・DV加害者更生プログラム、夜の学び・より)
by npo-step | 2015-01-18 22:10 |   お知らせ・スタッフの声

ステップのスタッフ、イギリスの加害者プログラム事務所・訪問

   「イギリスのDV加害者更生プログラムとステップの目指すところは同じ!」
2013年4月にイギリスのDV加害者更生プログラムを実施している組織‘respect’のロンドン事務所を訪問し、プログラムオフイサーのコリンさんからお話を伺いました。コリンさんのお話は、ステップが実施している事・目指している事と共通点が多い事に驚かされました。‘respect’は、1980年代から法的に罰するだけでは、暴力の連鎖を防止できない事から、包括的な地域に根付いた加害者更生プログラムを実施しています。イギリスでは、DVによる損失額を何と年間約5.5兆円がDVによる医療・司法・社会・経済損失だと計算しています。社会全体でDV防止に取り組むことが不可欠と言う認識が国全体で定着しつつあります。‘respect’は、地域の医師・教会・住民組織・雇用主などキーパーソンへのDV防止啓発活動と地域での連携強化に取り組んでいます。

‘respect’のDV加害者更生プログラムの参加者は、このような地域の取り組みから、自分がDV加害者と気付いたり、家族・隣人・友達から勧められてきた人達です。プログラムの基本は、『Believe in yourself- you can change if you really want to choose to stop』:あなた自身を信じて-あなた自身が本当に暴力を止める事を選択したいのならあなたは変われる。加害者自身が変われる事を信じ、尊重した人間関係を築けるように変化する内容を作る努力をされています。プログラムの内容は、個々の問題に焦点を置くのではなく、解決能力に焦点を置いています。組織の名前でもある‘respect’と言うのは、尊重する意味であり、自分自身も尊重し、尊重した人間関係を築くことを意味しているそうです。この基本理念は、ステップが実施している尊重した人間関係を築く事を目指している加害者更生プログラムと同じです。

‘respect’のプログラム参加者の70%は、暴力行動が無くなる変化があり、参加者の25%は、劇的に行動が変化し、周囲から尊敬される存在になる程に変化しているそうです。ステップの参加者の多くも、暴力行動が無くなり、中には、‘respect’と同じように劇的に行動が変化され、家族から尊敬される存在になっている方々も居ます。

イギリスで加害者更生プログラムのパイオニア的存在の組織‘respect’とステップが目指すところが同じであることに希望と勇気を頂きました。そして、日本でも社会全体でDV防止に取り組めるような働きかけも必要だと強く感じました。
by npo-step | 2013-08-20 15:49 |   お知らせ・スタッフの声

6月11日、日本テレビ「スッキリ」で放送された「DV更生プログラム」の番組を見て感動した言葉。
更生後の夫・「現在はすごく自然体で、我慢など一切してないです」。
被害を受けていた妻・「夫と再度同居を始めてから1年以上経ちますがDVは我が家に存在しません。人に愛を与え寄り添える人になりたいね、という目標を持って生活してます」。
夫・「仮に今良い関係でも10年後、20年後、同じ事をしてしまっては何の成果もない。私のゴールは、私が死ぬときに妻から「あなたで善かった」と言ってもらえること」です。

この番組は当初15分の予定でしたが、25分に拡大して放送されました。
放送後「私ももう一度やり直したい、より良い家庭を取り戻したい」と多数の方から連絡が来ました。
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by npo-step | 2013-06-13 08:10 |   お知らせ・スタッフの声

ステップでは、日本で初めてと思われる、
女性専用・DV加害者更生プログラムの第一回目を11月22日からスタートしました。

そして・この会の名称を「おひさまの会」と名付けました。
女性が暴力(DV)を克服して、お日さまが出て来たような、
暖かな家庭作りを願って考えました。

男性加害者の場合は、妻から別居や離婚を突きつけられてから、
プログラムに参加しているケースが殆どですが、

女性の皆さんは、加害行為を行った後、これではいけない、
何度やめようと思っても、又・加害行為を繰り返してしまう。

「自分は変わりたいのです」 と涙ながらに真剣に願って、
自分の方から参加してます。

一人の女性は二回の面談の後から、
7つの良い習慣を実践して今は怒りや暴力がないそうです。

変わりたいと思う心と行動が変化への一歩。
皆さんの早い変化が期待されます。

「おひさまの会」は、
毎月、第2・第4木曜日、午前10時から開催します。
問合せ専用窓口 080-5530-8047

お知らせ
★ 現在中止中、男女一緒にプログラムを実施しております。
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by npo-step | 2012-11-23 18:34 |   お知らせ・スタッフの声