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ステップのDV加害者更生プログラムに1年間・52週、通い続けたT?Kさんから手記を頂きましたのでご紹介します。

◎ 自己紹介

   本人、73歳、川崎市在住

   家族、妻・66歳、長女37歳と同居、

妻とは201410月~201510月迄・別居、

201511月から同居(寝室・別)

別居の直接のきっかけ/妻への暴力

※ 多量飲酒の上髪をつかんだりり、外を追いかけ回す

(現在は完全禁酒)

◎ ステップへ来るきっかけ

   妻と長女からプログラムに受講しない限り、元通りの家庭に戻れないと宣言

   妻も戻らない(このままでは家族崩壊)

   ※ 仕方なくステップに通い始める (本音)

◎ 当初DVの知識・認識、全くなし

   ※ 同棲・結婚当初より約40年間、心身共にDV行為、

    家具の破損、扉の開閉、ドタバタしたり、アルバムを捨てたり等のDV行為多数

    (ほとんど飲酒の上)

◎ 妻からの手紙によると

   妻が最初の子供を身ごもった頃DV行為していた

   妻は夜中外に逃げて、飲酒して寝る迄、待っていた

   妻はアパート住まいの頃、練炭火鉢で自殺を試みた事があった

(後でわかった事)

◎ ステップでの学び/森田ゆりさんの本の精読

◎ 学び、前半/自己分析、自己の性格の再認識

 ・ DVの認識薄弱/他人事の様に考えていた

 ・ 怒りのトライアングルの繰り返し、他人()のせいにする

 ・ 被害者意識 (自分は悪くない)

 ・ 妻のDV被害の深刻さが解っていなかった

 ・ 妻を自分の所有物と見ていた/自己中心的。

自分の意見が絶対正しい/何があっても妻を言いくるめる

     結婚→従順 (妻は自分のもの)

    愛している→甘え→何をしても許される (仕事のストレスの解消)

   ☆ 妻の途中の一言/・・・怒りのオーラが消えた・・・と言われた (ホッとした)

 ・ 妻の性格を正しく理解していない (Iメッセージ応用)

 ・ 誤解/思い込み/自分の型にはめ込む (支配とコントロール)

 

◎ 学び、後半/ステップでの学びの実践

 ・ 自己解体 (自分を作り直す)

 ・ リフレーミング、マイナスからプラスへの思考の変換する努力

 ・ グレーゾーン (まあいいか) への思考

 ・ 自分の気持の素直な吐露(交渉が不得手)

◎ これから/相手()に寄り添うところまで出来ていない

   ・ 生きるか死ぬか以外は、何でもあり (想定外はなし)

◎ 妻からのメッセージ/理事長からのメールより

   ・ 生きていて良かった~ (40年に渡るDVのあと) 

◎ 今後の自分への行動指針 

 ・ 妻は長い間忍耐強くつきあってくれた、有難う (強情な性格と責めていた)

 ・ 相手は最善の選択をしている/妻を尊重する努力

 ・ 生きている価値のない人間なんていない



by npo-step | 2017-04-13 07:29 |   参加者・体験談、ほか

1年間の学びその先に

ステップで行ってますDV加害者更生プログラムに52週学び続け、今回終了されたT・Sさんから体験談を頂きましたので、原文のまま掲載します。

 【1年間の学びその先に】
妻とは学生時代に知り合い、卒業後お付き合いを始めました。将来を見据え、2008年からお互いの生活環境の違いを合わせていく為に、同棲を始め、2010年に結婚。2011年に娘を、2013年に息子を授かり幸せの時間を過ごしていると思っていました。
子供が生まれるまではお互いが自由に、楽しいことを共有し、知らない世界を補い合い、尊重し合っていると私は感じていました。
夫婦にとって初めての育児。初めてづくしで手探りでしたが、「このように育てたい」という妻に寄り添っているつもりではいましたが、ポイントとなる場所ではすっかり安心しきり、自分本位な行動をとり続けていました。自分の趣味を優先し、自分の意見・主張を優先していたのです。今思えば、同棲中も自分本位意見を言ったことがありました。
そんな中、妻は病院へ行っても原因が分からない体調不良に陥り、自律神経失調症と不安神経症の診断を心療内科でいただきました。
このあたりから以前と違う妻を、妻から発せられる言動を、思考を責めることが多くなり、最終的には怒鳴っていました。
ハラスメントをしているのではないか?と思う事もあったのですが、私の育った家庭環境を棚に上げ、家族なのだから、私もされてきたよな。と身勝手な解釈を取っていたのですが、もちろん通用するはずもなく、共通の知人からのメールにてDVの言葉を目の当たりにし、自分で更生する事は出来ないのか?と調べ、STEPへ繋がり、即プログラムに参加しました。

~STEPの学びから主に私が実践し続けている事 そしてその先に~
ⅰリフレーミングの実践
1日の日記をつけ、良い言葉を見つけたらメモ。起こった現象に頭に来た、イラッとすることがあった場合、相手はなぜこのようなことを言ったのか?何に困っているのか、どのような思いがあるのかを考え、自分がいけない部分を探し相手を責めることをやめました。批判的な思考を外すよう心がけ、感謝へと置き換えました。
ⅱ自分自身を理解する
過去の記憶を整理。徹底的に自分と向き合い、問題を見つけ見つめなおす事。逃げて否定するのではなく、過去の傷つきとして認知し、良い経験をしたと長所へ変換しました。
ⅲ良い習慣を実践・習慣化する
汚い言葉を使わない。(「結局」「だから」「どうせ」「知らない・分からない」等)
言葉の置き換え(ストーリーの書き換え)
頑張れ⇒頑張っている 辛い⇒幸せになる途中 怒り⇒悲しさを素直に伝える
足りないものに目を向ける⇒恵まれている状況に囲まれていると考える
ⅳ感謝を伝える事
身近な人間関係・コミュニケーションの場で、そうだね~と共感し、伝えてくれて、教えてくれてありがとう!と感謝を伝えるよう意識しました。

STEPで毎週欠かさず学ぶことにより、家族になり、徐々に言わなくても分かってくれている。分かるのが当たり前。伝えるのが恥ずかしい。家族だから許されると思っていたのだと気付かされたのです。
私は、妻に対し、味方になってあげられなかった。ただ目の前にいる。そばにいるだけで本当は幸せなことなのに・・・。小さなこと、つまらないこと、くだらないことを持出し、棚に上げ、それを条件として傷つけていました。
人間は、あの人はこういう人。自分はこういう人。あれはこうだ。等レッテルを貼り、その中に安心や安全を生み出そうとしている人が多いと思いますし、私もそうでした。
世の中の流れや、風潮も同じことが言えるかもしれません。でも、実際には人や周囲の意見、図式に依存した中で安心や安全の保障なんて無い。昨日と今日の景色、時間、自分が違うように、他の人とも見え方、考え方、景色が違う。人それぞれに合った形があって、距離感が存在するのだと思います。だからこそ「今」を冷静に判断し、この瞬間を大事にしていかなければと思えるようになりました。それが、今の家族の修復につながればこんな幸せな事はないし、繋がると信じ、今日も明日もこれからも、振り返りと気づきを大切にしていこうと思います。
人それぞれでいい。多様な考え方があった方が楽しい。恵まれていることを指摘してくれる。違うところを指摘してくれる。そして何より、共感し受け入れてくれる場がSTEPにはあります。「ここではなんでも話せる」と言われる方が多い所以はここにあるのでしょう。批判的思考や相手を責める行為を捨て、相手を理解し共感し感謝し変化し続けることを家庭で、社会で実践する事が重要です。難しいと条件をつけてはいけない。
それを気づかせてくれた身近な家族に、話し合えたSTEPでの仲間に、受け入れてくれた理事長をはじめとするスタッフの方に本当に感謝の思いしかありません。
こんな私を受け入れていただきありがとうございました。そして、「本来の自分」を見つけるヒントをいただきありがとうございました。     T・S 
by npo-step | 2016-12-10 07:14 |   参加者・体験談、ほか

 ステップのDV加害者更生プログラムに1年間(52週)通い続けた、Sさんが参加者の前で体験談を語りました。その時の内容を寄稿して頂きましたので、原文のままご紹介します

 ステップのグループワーク52週を終えて
現在、私には別居生活が1年と2カ月になる嫁Nさんと2人の娘がおります。
 これまでの学び体験を発表せていただく前に、「考え改める」機会を与えてくれた娘達に感謝するとともに、一年の長きに亘りご指導いただいた栗原理事長はじめスタッフの皆様、そしてステップで共に学びあった仲間の皆様に御礼を申し上げます。本当に有難うございました。

 DV被害は昨今マスコミの情報番組等で大きく報道され社会問題となりまたその加害者のDV行為は一生直らないとまで言われております。でも私はステップで学んだお陰で見事に「考え改める」ことができました。
 ステップのグループワークは、かつて経験のない学び方でした。お互いがお互いのプライドを再構築すべく、幸せな人生を取り戻すために本音で意見し、素直に相手の意見を受け入れる。この本音で意見の応酬・・・。これこそが自分の間違いに気付き、何をすればいいのかを考えさせてくれる環境だと思います。気が付くと私自身が自然に「聞く・話す」を繰り返していました。
「大切な人の心」を取り戻すんだという強い気持ちがあれば、最優先するのは何か・またどうすればいいのかを気付かせてくれました。
 20歳で結婚し、結婚生活47年になる私のDV行為を話しますと、30歳位までは肉体的暴力・殴る蹴るはあたりまえ・怒鳴る・脅す・お前は俺の言う通りにしていればいいんだよ・・・等々。嫁さんを人間扱いしているとは思えない行為が続く日々でした。
そんなある日、私の暴力が原因で嫁さんの入院騒ぎがありました。これを境に肉体的暴力は終りましたが、私のDV行為自体は止りませんでした。
その後も家具類等物品を壊す・ねちねち・だらだらと一方的に夜通しの詰問攻め等々が日常茶飯事でした。それが原因で嫁さんは鬱状態に陥とともに難聴障害を煩う結果となり現在に至っております。

ステップの学びに参加するきっかけは、長女(当時44歳)に勧められて栗原理事長との夫婦面談が始まりです。(これも別々に受ける有様でした。)
当時66歳の私は嫁さんに対しDVをしていう感覚はありませんでしたし、ましてはこの歳になって夫婦生活に他人様のアドバイス等受け入れる気持ちは毛頭ありませんでした。
グループワークでの学びも、両親の夫婦仲を案じ東奔西走していた娘達の顔をたてるつもりで、2~3回位の学びで辞めるつもりで始めました。
ところが5週目の「執着」についてのグループワークで、表現し難い激しい衝撃を受けました。「拘る・しがみつく」は己の身勝手さ・弱い者いじめ以外の何物でもないことに気づいたこと、また学びの仲間が本音で討論している姿に深く感銘受け、自分自身を見詰める絶好の機会だと思いステップに対する考え方を改めました。

このとき以後現在も、【変わる】の5項目を毎日欠かさずに朝食前に「考えが・・・」・「行動が・・・」・「習慣が・・・」・「性格が・・・」・「人格が変われば、人生が変わる」と 3回 声を出して読み上げております。
約半世紀もの長い期間、こんな私のDV耐えて来た嫁のN子さんのために、今度は自分の生涯を掛けて感謝し続け、いつの日かN子さんが本心から許せる気持ちになり「この人と一緒で良かった」と言われる状態に回復するまで償い続けていく覚悟で日夜精進していきます。
   最後に再び、頑固者の私に「考え改める」を実現させてくれたグループワー
クで恥も外聞もなく本心から言い合えた学び仲間の皆様・栗原理事長とスタッ
フの皆様、本当に有難うございました。
by npo-step | 2016-11-29 16:03 |   参加者・体験談、ほか

一年間・52週間加害者プログラムに参加し続けたYさんから、体験談の投稿を頂きましたのでご紹介します。
実はYさんからは6ページに渡るとても丁寧な体験談を頂きましたが、長文でしたのでお願いして要約版に纏めて頂きました。今回は要約版の投稿を原文のまま掲載させていただきます。

私は理屈っぽく、私の意見のほうが経済的だ、合理的だと妻を説き伏せることが多かったと思います。また、人間関係については子供の頃から好き嫌いが激しく、好きな人なら何でも許してくれると思って距離を近くとり、トラブルになることがありました。一方嫌いな人や、トラブルを起こした人に対しては口も聞かず、関係性を断ち切ってしまうところがありました。また、正しいことなら何をやってもいい、手段は問わない、悪いことは断罪されるべきという、好き嫌いや善悪について極端な価値観を持っていました。
妻に対しても、妻は夫を労うべきと考え、私の「べき」に沿わない妻の判断力、価値観は異常だと考え、妻を矯正することが私の使命と思うようになりました。妻が私の期待するとおりの反応を示さないと、私は妻を何日間も無視しました。妻は無能で無知で、社会的に無価値な存在と決め付け、妻からの歩み寄りを無視により拒否しました。
直接暴力で妻を変えることは、犯罪だし、私の立場が悪くなると考えたので、妻を精神的、経済的に枯渇させることによって、妻を変えようとしました。その期間は、覚えているだけで約10年以上です。
私から歩み寄る選択肢は、当時はありませんでした。歩み寄ることは敗北と考えていました。このような被害者意識や、独りよがりの正義感を持っていたものですから、リビングから聞こえてくる、妻と子供たちの笑い声を聞き、このままのけものにされ、お金だけ吸い取られていくのか、畜生、明日はもっとひどいことをしてやる、と、私の思考は悪循環の一途を辿っていました。

家族が家を出て行って、自分の行為が間違っていたと考えるようになりました。ネットで自分の行為を調べて初めて、自分の行為がDVであり、モラルハラスメントであることを知りました。これなら犯罪ではないだろうと思い込んでいたことは、立派な犯罪でした。

変わりたい、と思い、ネットで探して電話したのが、ステップでした。ここでは皆さん大変明るくされていて、とても加害者の集まりとは思えないような雰囲気でした。加害者が何故このように明るいのか、違和感も感じていました。これが精神的自立を目的としたものであることに気付くのは、何ヶ月も先のことでした。以下はステップで私が強く心に残っている学びです。

1 選択理論
  怒りを選択してしまう理由について、全行動を制御できるもの、できないものに分解して理論的に理解することができ、リフレーミングやアンガーコントロール等の技術を用いて怒りの回避を実践できました。
2 自己の充実
  学ぶために自己を充実させ、心に余裕を持つことは、とても大切なことでした。私は主にステップで仲間と前向きで明るい会話に参加することにより、欲求を充足することができ、他人の助言を素直に受け入れることができるようになりました。
3 過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる
  「人の心を変えるのは、地球を指で動かすようなもの」この言葉が強く印象に残っています。「考えが変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば性格が変わる、性格が変われば人格が変わる、人格が変われば人生が変わる」のプリントは職場の自席に貼って、毎日見ています。
4 相手は最善の選択をしている
  私がDV行動をしていたとき、リビングでは妻と子供たちの笑い声が聞こえてきましたが、自分のことしか考えていませんでしたので、私はこれを、私がのけ者にされていると捉えていました。いま、相手が最善の選択をしていたことを踏まえて振り返ると、妻が何故あのとき子供たちに笑顔を向けていたのか、申し訳ない気持ちで一杯になります。この教えは、深く心に刻んでいます。
5 傾聴
  私はこれが苦手で、どうしても話題の解決のために発言してしまい、相手がただ聞いてほしいだけなのに、ばっさり返してしまっていました。ロールプレイは私の特質が浮き彫りになりましたので、やってよかったと思いますし、苦手なことはこれからもぜひやらせていただきたいと思います。

学びで得た知識を活かして、「今週は職場の人全員に話しかけてみよう」など、1週間ごとに具体的な目標を立てて実践し、うまくいったこと、いかなかったことを毎週の振り返りで報告することを繰り返しました。

また、ステップでは講義のほかに、共に学ぶ仲間との意見交換や助言の与え合いで気付きを得ていきます。最初の3ヶ月は、私も悪いが妻も悪いという、被害者意識が抜けきりませんでした。仲間からの助言により、私が妻にしてきたことをノートに書き出してみました。そうして初めて加害者としての自覚が持て、妻の傷の深さに気付きました。被害者意識が如何に学びを阻害しているかということが良くわかりました。

その後はこのような私が更生して意味があるのか、加害者は被害者の前から消えたほうがいいのではないかと思い悩みました。このときも、笑顔で前向きになれないなら、まずは形から入ってはいかがかと言う助言を得て、今年から実践しました。楽しいことがなくても、とにかく口角を上げ、相手の目を見て明るく話すことに気をつけました。「明るくなったね」「いいことあったの?」と、周囲の反応に変化がありました。とても暖かく、気持ちのいい感情でした。悩んでいても仕方がない。自分が変わらなければ、何も良くならないと思いました。そして自分がどう感じているか、ではなく、相手が自分をどう感じるか、がとても大切なことを、この実践で体験しました。
このときは、先にまず自分の行為から変えてみても、人とのかかわり方は変わることを体験しました。いずれの助言も、素直に受け入れて本当によかったと思います。

今私は、私の行為について、相手がどう感じているか、他者視点で行動することに取り組んでいます。妻の視点、子供たちの視点で私がDVをしていたときのことを察すると、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。妻と子供たちは辛い状況の中でも、最善の行動をとっていました。私からDVをされていた同じ10年間を、妻視点、子供視点で思いを致せば、どれほど辛く悲しいことだったのかと思います。

妻からは、過ぎたことを悔やんでも仕方がないこと、後ろばかり見るのではなく、これからの事を考えてほしいこと、とはいっても感情はすぐにはついてこないので、しばらく急激な変化は望んでいないことを聞きました。私は妻の希望に寄り沿うことにし、焦らず、極端にならず、ひとりよがりにならず、どうすれば妻と子供たちにとって良い行動を取れるかを考えています。辛い中、勇気をもって私に教えてくれる妻と子供たちに感謝をしています。学びと実践、そして反省を忘れず、豊かな人間に変わって、家族を支えていきたいと思っています。 

  
by npo-step | 2016-08-09 09:52 |   参加者・体験談、ほか

今日の加害者体験談

「今日の加害者体験談」
ステップではDV加害者更生プログラムに1年間52週通い続けると体験談を語ることにしてます。
今日はAさんが、妻と母親の前で体験談を語りました。
1年前妻に言葉の暴力を浴びせ続けたこと、妻B子さんは精神的に追い詰められて離婚を考えていたこと。そのような時ステップに訪ねて来たこと。あれから1年経って今日、自分がどのようにして変わったか語りました。
幼少のころ、父親から凄まじい身体的暴力と人格否定をされ、自信が無くなり。妻にイライラして当たっていた。
妻は夫の顔色を見ながら、怖くて言いたいことの10%も言えなかった、今は自由に100%語ることが出来ますと話し、
母親も以前の息子とは違います。家庭には笑顔があり、何より穏やかな家庭に変わりましたと、皆様の前で語りました。
終わった後、参加者の皆様から暖かい声援を受けてました。
明日のプログラムでも、Aさんは語る予定です。
by npo-step | 2016-07-02 23:23 |   参加者・体験談、ほか

ステップの加害者更生プログラムに1年間一度も休まず参加れたされたYさん、52週を振り返っての手記を頂きました。少し長文になりますが原文のままご紹介いたします。

 まず最初にステップへ来る前の頃のお話しをしたいと思います。
私たちの家族は2014年12月に別居を開始して、今でもそれが続いています。
原因は私の言葉によるDVと怒りが収まらなくなった時に起こる物への八つ当たりです。

 2009年に妻と結婚をし、結婚してから一番最初のDV行動は結婚式の日です。結婚披露宴が終わり、式場へ料金を払うのは妻の担当だったのですが、当日妻がお金を持ってくるのを忘れてしまい、それに対して私が腹を立て恫喝したことでした。その次の日、新婚旅行へと行きましたが、そこで妻の言動に優柔不断さを感じてしまい、楽しい旅行であるはずなのに私が何度か怒ってしまったのを覚えています。

 その後の結婚生活も私の一方的な言葉による暴力が続き、妻から何度か「あなたは言葉による暴力をしている」と言われましたが、そもそもたいてい問題があるのは妻にあるのだし私が怒るのは、妻への教育指導の一環、妻が変わるなら自分は嫌われても良いという、完全な相手の気持ちや人権を無視した言動でした。

 そのような日々が続き別居になったのは、先ほどお話しした2014年の12月です。その日は仕事を終えて帰宅すると、ちょうど妻と子も家に帰宅した時でした。
私は仕事上でのイライラ感を持ったまま帰宅しました。部屋に入ると、部屋が掃除していない事や洗濯物がいつまでも干しっぱなしだった事に目が行き、先ほどお話しした仕事でのイライラ感も助長して子どもがいる前で妻に対しかなり激しく激怒し、洗濯物を蹴り飛ばしてしまいました。
それでも怒りが収まらず、こんな妻とはこれ以上一緒にいたくないという気持ちから、自分から別居をして欲しいと言い、その日妻と子は妻の実家へと行きました。

 この時は子どもの前でのDV行為をしましたので、同時に児童虐待もしたという事になります。
ちなみにですが、私はものごとに影響されやすい人間なのですが、別居する数日前私は北野武のヤクザ映画を観ました。それがかなり私の暴力性を助長してしまったのだと思います。
なので、もちろん映画が悪いのではなく、私が映画の影響あるいは感化された事による暴力行為を選択してしまい、責任は全て私にあるのですが、なるべくなら暴力性のある映像、メディアには関わらないまたは観ないほうが良いと思います。それも自分を防衛するひとつの手段だと思います。

 いちばん最初のステップとの出会いは妻からの手紙によるものです。
別居してから数週間後妻から手紙がきました。そこにはもう一度やり直すためにステップへ行って欲しいと書いてありました。私はステップの事は何もしらないのでさっそくホームページを見るとそこには「NPO法人女性人権支援センターステップ」と書いてありました。それを読んで最初に思ったのは「えっ俺何?女性の人権侵害したの?」て思いました。そしてやたらDVという言葉が書いてあって極めつけはDVは犯罪ですとかいてあり、それを読んで思ったのは「完全に私が悪いもの扱いではないか、確かに私にも悪いところはあるが、妻は自分としては何も悪いとは思っていないのだな」と思いました。

 しかしそれから数週間たちある日私の弟との電話から言われた言葉がステップへ行く決定的な言葉となりました。
それは「安心して帰れる家がないのはつらい」という言葉でした。
その言葉を聞いたとき、確かに私は居心地の良い場所を提供していませんでした。それと、もし私に悪いところが少しでもあるのならば、それは更生しなければならないという思いと、あとは非常に身勝手ですがやっぱり同居したいという気持ちから去年の4月からDV加害者更生プログラムに参加する事になりました。

 ここからステップで学んだ事をお話ししたいと思います。
まずDVとは「力で相手を支配しようとする全ての行為・行動」となります。
私は妻に対して言葉や行動などで圧力を加えましたのでDVにあたります。
それで私にとってここが大切だと思うのですが、たとえ妻の言動に不適切な行動があったとしても、それに対して怒りが原動力となる支配的な行動は全てDVとなります。なので、俺が怒ったのはあいつが悪いから俺はこうしただという理屈は通用しません。まずこの部分を認めるのがDV更生の最初の関門だと思います。

 私の地元の知人の男性でその夫婦はかなり仲の良くない間柄なのですが、ある日の会話中、自分はDV行為をしているかもしれないが、それは妻が悪いからだと言ってまったく反省できない人がいます。それでは一生妻との関係は修復されないと思います。
 最初の頃のステップでの学びでは相手の悪い所に対して自分の正しさを主張してしまう、いわゆる自分が被害者だという意識がどうしてもあり、かなり悶々とした日々を送っていました。
 しかしながら次に学んだ事があります。それはこちらでたびたび出てくる「他人と過去は変えられない。変えられのは自分と未来」という言葉です。確かにその通りだと思いましたし、私は自分の思い通りに他人を変える事はできませんでした。
 今まで私は職場でも家庭でも他人を変える事に捕らわれていたように思い、そうじゃなくて自分を変えるところに重点を置こうと決心したのを覚えています。

 ステップで重要な学びの一つに選択理論があります。
 人間は基本的欲求に基づいて行動しています。それは「愛、力、楽しみ。自由、生存」の五つです。
私は力の分類のなかにある承認と自由の欲求が強く、だいたい怒る時の多くはそこにあてはまります。
特に私の場合、子どもの頃の心の傷により認められたいという欲求が強く、自分が家長でありそれを認められたいという気持ちが強かったのではないかと思います。
逆に私の場合は生存つまり衣食住の執着が低く、そこに対して怒りの感情がおきることはあまりないと思っています。

 ここでわかったのが自分の歪んだ欲求あるいは強い上質世界、願望に反する時、あるいは寄り添ってくれない時、怒り行動を自ら選択するというのがよくわかりました。
 自分の上質世界を変えれば行動が変わります。他人の上質世界を尊重しそこに寄り添えばしだいに他人の喜びは自分の喜びのように思えてきます。
 口で言うのは簡単ですが失敗をしながら実践をしていき、特に職場では正しい選択をすれば自分に対する評価が良くなり、悪い選択をすれば悪評というわかりやすい体験をしました。

 次に学んだ事はリフレーミングです。つまりマイナスに思っていた事をプラスに考えたり、短所を長所としてとらえる事です。
 私は妻に対して結婚前は、こちらの意見や要望を何でも聞いてくれるいい人だなと思っていました。本当に結婚して良かったと思いました。
ところが結婚してしばらくたつと妻に対して、優柔不断に思えたり、妻に相談事などをしても意見が出てくるのが遅く「頭の回転が遅い人だ」とか思うようになり最終的には怒りがこみあげてくるという、まさに逆リフレーミングをしてしまいました。

 リフレーミングは私は苦手なのですが、こちらもトレーニングをしました。
すごい簡単な例になりますが、睡眠不足の状態で朝起きるとたいていは「眠い、まだ寝ていたい」などと思います。だいたいその後ずっとだるい状態が続きます。皆さんも経験あると思います。
 しかしリフレーミングをして、たとえ寝不足でも「いやー良く寝た!」と思うと、なぜかその後いくらかですがさっきの思考より気持ち楽になります。これもまた、体験をもって学んだ事のひとつで思考の変化の大切さを学びました。
 妻の発言の遅さにイライラするよりは「一生懸命考えてくれているんだ」と考えると、ありがたい気持ちが生まれます。私に必要な思考はそれでした。

 その次に学んだ事にIメッセージがあります。
 私はすぐ人に対して自分の意見を押し付けてしまうところがあります。
例えば人が何かをやっているのを見ると、「こっちのやりかたにすべきだろ」とか「こっちの方がいいにきまってるじゃん」などと言ってしまい、相手の行動を全否定してしまったり、押し付けの言葉や、おせっかいな発言をしてしまいます。

 ここもかなり発言に気を遣うようになり、「私はこう思います」と語尾に「思います」の言葉を付け加えたり、怒らない事に越した事はないのですがそれでも怒ってしまった場合、「私はあなたの今の発言に怒りを覚えてしまいました」など攻撃的な言葉や感情表現を避けるようにしました。
 とにかくIメッセージで学んだ事は、怒りの言葉や表情には、相手は怒りしか受け取れないという事です。
 今まで私の発言によって妻に限らずどれだけの人を傷つけてきたのだろうかと思うと、ただ反省をして、そして二度と繰り返さないよう実践の毎日を送る事が必要だと思います。

 他にも52週を通して学んだ事は他にもたくさんありますが要約しますと
 まず傾聴する事の大切さを学びました、かつての妻との会話では傾聴しようという気持ちはあったのですが、だんだん妻の言葉が言い訳がましく聞こえてしまい、結果怒りになるということがよくありました。
 ですので傾聴だけではなく、その後に人間関係を築く良い習慣を含めた実践が必要だと思います。

 また自分のDV性がわかればわかるほど、世の中の人のDV行為やモラルハラスメント、パワーハラスメントに敏感になり、その影響からも自分を守らなければと思いました。
 52週を終えた方の体験談を聞いたり、DV被害者の方のお話を聞く機会もありました。
 自分を大切にする事も学びました。私自身も過去他人から虐待行為をされた事があるため心の傷があります。それを不健康な方法で回復しようとしてしまい結果暴力につながる事も学びました。
自分で自分を破壊せず、大切にする事によって加害者は更生できるという事を学び、ほっとした気持ちになった事を覚えています。 

 グループワークの振り返りの時間では、現在同居の方または別居、あるいは離婚した方、交際中の方などの失敗談や成功談、問題に対しての意見交換をしたり、嬉しかった事や悲しいことを分かち合い、なかには厳しい発言もあれば本当に相手を想った思いやりのある発言もありました。それはここででしか体験できない、大切な私の財産となりました。 

 次に今の状況ですが、冒頭にお話ししました通り別居状態が続いております。
 妻の心の傷は癒されておらず、現在も妻は実家に住んでおります。
 現在接近禁止命令や通信を禁止されてはいませんので、コミュニケーションを取ることはできます。
 妻の気持ちを考えると、本来ならばそっとしてあげる事と、妻からの必要なものを提供することが大事だと思っております。
しかしながら自分は弱い人間で、自分の会いたい気持ちから何度か妻へ子どもと一緒に会いたいとメッセージを送っておりましたが、現在は自粛し面会はしていない状況です。
今こうなってしまったのは当然の事だと思います。私はDV加害者であり犯罪者です。被害者が加害者と会いたいとは到底思えませんし、まして一緒に住むなんてもってのほかだと思います。

 今の私としては妻が本当に会ってもよいと思っていただいたその時まで私は待ち、成長し続けようと思い、同居に至っても妻の心の傷が回復するその時まで私は何年でも何十年でも待ち、同時に償い続けていこうと思っています。
 もしかしたら妻にとっての回復の早道は離婚する事かもしれません。それは私としては不本意です。しかしながら相手の上質世界に寄り添い相手の幸せを自分の幸せと思うのならば、円満同居に執着せず妻の気持ちを尊重し受け入れていかなければと思います。
 といいつつも、今だ別居中であるのは、妻が私の為に更生の時間を与えて頂いているのだとプラスに考えています。人間の人格や行動を変えるのは大変な行為で、時間がかかるものだと思います。それを待っていただいている妻へは感謝をしたいと思っております。 

 52週を終えたのは通過点にしか過ぎず、学んだ事を実践し失敗よりも成功の数を増やしていく努力をしていかなければなりません。これは一生続けていこうと思っています。また、今は妻に対してできる事はあまり多くありません。ですができる事はしていこうと思っています。
 とにかくこれからも、妻に喜ばれる選択を模索していくことが最良の選択だと思います。

 最後になりますが私をステップでの学びの目標である「他人を尊重する、受け入れる人間になる」を文字通り実践し、私を導いていただいた栗原理事長先生、そしてスタッフの皆様、DVからの脱却を試みている参加者の皆様、本当にありがとうございました。              (S・Y)
by npo-step | 2016-04-18 20:21 |   参加者・体験談、ほか

ステップのプログラムに参加されていたSさん(3月31日・体験談掲載)に終了を認めた妻から「良い夫婦関係、家族関係を再構築する事ができております」と記した後に、この一年を振り返って、妻の立場として感じた事をまとめた書面をを頂きました。掲載の承諾を頂きましたので原文のままご紹介します。

3/26をもちまして、夫のステップでの受講を終了とさせて頂きました。
大変お世話になりました。
夫がステップで学んだ事を、夫婦で共有し、よりよい夫婦関係を構築することに努めた一年でした。

夫が改善する姿を見守る中で、私自身、変化と思うところがありました。
あくまで、私見ですが、妻側の視点として、何か少しでもお役に立てる事があればと思い、メールを送らせて頂きました。

お伝えしたいことは、2点あります。
「変化を遂げようと努力している夫へ伝えたい妻の気持ち」ならびに
「夫と再構築を決断した妻へ」です。

まず、「変化を遂げようと努力している夫へ伝えたい妻の気持ち」ですが、
現在、ステップには、DVと向き合い家族関係を再構築しようと、学んでいらっしゃる方が多く通われていると思います。
そんな方々に、忘れないで欲しいのは、妻も努力しつづけているという点です。
学びが進む中で、自己と向き合い、改善が進んでくると「自分はこんなに頑張っている」「最近、妻が攻撃的」等の意見が出ていたと伺いました。
もちろん、妻に対し、卑屈になることも、妻の顔色を必要以上に伺う必要はありません。
しかし、妻は、「DVに耐える→離婚を決意→夫を再度、信頼する決断→夫婦関係の再構築に向けて」とめまぐるしい程、気持ちの変化を辿っています。文字にするとたった一行ですが、妻の心的負担は、想像以上だと思って頂きたいです。
私自身、頑張っている夫の気持ちを最優先に考え、理性で物事を判断するよう努めました。しかし、DV被害者からの回復期において、夫に対し、自分でも抑えられない程、イライラしたり、攻撃的な気分に悩まされる時期がありました。
「妻が攻撃的」との意見が出るということは、多くの妻たちに同様の傾向がみられるのかもしれません。そんな時は、ステップで学んでいる事を思い出し、冷静に対応し、妻と話をする場を設けてください。ぶつかることもあると思いますが、お互いの意見を対等に出し合えることが、妻の回復、夫婦関係の改善の近道だと考えます。

次に、「夫と再構築を決断した妻へ」です。
色々な心情、事情を鑑みた上で、再構築を選択されたと思います。私もその一人です。夫を信じると決断したのであれば、二人でやり遂げる覚悟をもって臨んで頂ければと思います。強い言い方になってしまいますが、変化しようと頑張る夫を支え、自身の気持ちも整理するのは、そう簡単ではないと思います。少なくとも、私には簡単な事ではありませんでした。時には、せっかくよくなってきていたのに、またか…と思ってしまう場面もあるかもしれません。また、夫に対し、イライラが止まらなくなる事もあるでしょう。
しかし、そんな時こそ、ステップに通う事を選択し、変わろうと努力している夫を信じて下さい。そして、夫とたくさん話をしてください。

私も、思うところがあってもなかなか夫に言い出せずにいた時期があります。
そんな時に、救いとなったのが「夫婦での振り返り」です。
我が家では、週に1度、夫婦で振り返りを行ってきました。夫に言いたい事があっても、その場で言えないとき、「今度の振り返りで話そう」と思うことで、自身の気持ちを抑え込まず、貯めこまず、また、時間をあける事で、冷静に伝える事ができたと思っています。
この振り返りについては、我が家では今後も継続して行っていく予定です。

また、ご自身の選択が正しいのか、迷う時があるかもしれません。そんな時は、一人で抱え込まずに、栗原先生始め、ステップの皆様にご相談されることをお勧めします。普段、ステップで学んでいる夫の状況等を、客観的に意見して頂ける事で、気持ちが軽くなるかもしれません。
辛い時、迷うときは客観的な視点に戻る事を、私はお勧めしたいと思います。

ステップで学ばせて頂いた事に感謝しています。栗原先生始め、ステップの皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

一年前のどん底の状況、気持ちを考えると、今がうそのようです。
今後も、私達夫婦が、家族が幸せでいられるよう、夫との対話を大切にしていきたいと思います。
                              Sさんの妻より
by npo-step | 2016-04-05 20:49 |   参加者・体験談、ほか

ステップのDV加害者更生プログラムに参加されたSさん、DVが原因で別居や妻から離婚を言われた時も有りました。Sさんが21回参加された時、妻から「あなたは変わったので、もうステップに行かなくても大丈夫です」と言われ、妻からも「行かなくても大丈夫です」とのご連絡を頂きましたので、ステップでの学びを終了いたしました。ご本人から体験談を頂きましたので、原文のままご紹介いたします。

(1)Profile
 【職業・年齢】 会社員(40代)
 【家族構成】 妻(40代)、長男(4)
 【結婚歴】 12年
 【DV歴】 11年
 【DV内容】 暴力、暴言、威嚇、無視、経済的ダメージ、器物損壊
 【STEP歴】 1年(2015.4~2016.3 全21回(※))
 ※半年経過後、妻の承認の下、月1回ペースに
 【同居/別居】 2015.3~4 別居 2016.5~ 同居
 
(2)主なDV内容
 ・約束反故(※)を理由とした暴力
  ※帰宅時間遅延、家事不徹底など
 ・人格を否定した数多くの暴言
 ・反論は認めず屈服・謝罪するまでの異常な詰問
 ・家事不徹底を理由とした小遣い減額
 ・大切な音楽CD破壊
 ・携帯電話を窓から外に投げ捨てる

(3)STEPを通うことになったきっかけ

 ・妻が子供を連れて実家へ戻ったこと
 ・自分が癇癪を起こし、子供の目の前で子供の玩具を蹴飛ばす
 ・妻に対しての数日間に及ぶ暴言、無視

(4)STEPを選択した理由
 ①自身の怒り行動の改善を客観的な視点からも妻に示す必要性があると考え、
  更生プログラムを思いつきネット検索
 ②加害者の8割が更生しているという事実

(5)STEPで学んだこと・気づき
 ①他人は変えられない、変えられるのは自分だけ
 →善行動・自責行動の結果、他者の考え・行動も変わり、結果、皆ハッピーに。
 ②リフレーミング(マイナス思考をプラス思考で考えることの癖付け)
 →究極、「自身の人間力の向上につなげる神からの贈り物」と考える。
 ③I message(アイメッセージ)
 →「○○すべき」から「○○してほしい」と変えるだけで受け取り方が変わる。
  また「アイ」は「私」以外に「愛」が含まれていると考えると
  よりわかりやすい。
 ④上質世界は人それぞれ異なること
 →上質世界と現実を比較することで、マイナス面が際立つ。
  相手の立場を思いやる。
 ⑤怒りは悲しみの仮面
 →悲しさをストレートに伝えれば問題に発展しない。
 ⑥他の参加者の数多くの振り返りコメント
 →自身の改善行動への気づきや転用につながる。
 (下記⑦~⑩は特に印象に残ったもの)
 ⑦盛り上がっているのは自分だけ
 →人は迷ったり、意見を変える。良かれと思って自身が行動したことが
  意見を変えたことにより、報われないからと言って、「前にこう言って
  いたじゃないか」などと、相手を責めるのは間違い。
  むしろそんな自分は客観的には滑稽であると知る。
 ⑧伝えたいことと伝えられていることにGAPの可能性
 →自分が伝えたいことが相手には伝わらず、
  最悪誤解を生じさせる可能性を考える。
  同様に相手も同じ。そう考えれば、「怒る」の選択肢には至らない。
 ⑨怒る理由に例外なし
 →どんなケースでも怒り以外の行動はある(リフレーミング)
  怒ってはこれまで積み上げた時間、自分の努力、
  相手からの信頼は全て無駄になる。
  換言すれば、怒らないことを続ければそれだけ自分の人間力につながる。
 ⑩悪事の償いは倍以上の良い影響を与えること
 →死に際に「あなたが夫で良かった」と言われるのがDV卒業。
 ⑪他の参加者の改善プロセスからの自身の夫婦関係の改善プロセスへの当て嵌め
 →妻が攻撃的になるのは改善への過渡期と気づく。
 ⑫疲れているとき、飲酒時、病気の時は言動に注意
 →習慣づく前は我慢している背景もあり、もめごとに発展しやすい
 ⑬妻の改善には時間がかかる
 →同居してくれている妻は歩み寄りという我慢を強いられている。
  まだ傷も癒えていない。言いたいことを言えるようになることが第一歩。

(6)改善に効果的と感じたこと
 ①怒りを他人にコントロールされない
 →怒りは自分が軽蔑している物事から引き起こされていることを認識したこと。
  結果、自身が軽蔑している物事に自身がコントロールされているという
  こと⇒自身が軽蔑している物事以下の存在になる⇒「恥」につながることを
  強く認識。そこからそうした物事に左右されず、大きな心を持って対応する
  ことが自身の人間力を高めることにつながると意識して行動。
 ②言葉遣いの改善
 →ex. 飯を食う→ご飯を食べる といったレベルから意識づけ、習慣づけるこ
  とから、普段の行動へも良い影響あり 相手への表情(笑顔)も大切
 ③我慢し過ぎない
 →改善の途上では有効だが、我慢は継続しない。相手の立場の配慮をした上で、
  アイメッセージで交渉することが良好な関係につながる
 ④妻との振り返り
 →STEPの前日夜の食事時に妻と振り返りを実施。妻から改善していると思る
  点、改善して欲しいと思う点、嫌に思ったことなどをフィードバックしても
  らった。自己評価はせず、あくまで評価は妻に委ねて、不足事項の改善に
  努めた。STEP終了後はその当日の夜に、学んだ事、気になったことを妻に
  フィードバック。(STEPで学んだことは妻の両親に毎回メールで報告)。
 ⑤妻との同居生活の時間
 →改善すべき相手との時間が必要。それを受け入れてくれた妻の度量に 最大限の
  感謝。
by npo-step | 2016-03-31 17:59 |   参加者・体験談、ほか

M・Yさん 体験談

ステップのDV加害者更生プログラムに1年間(52週)通い続けた、M・Yさんが参加者の前で体験談を語りました。その時の内容を寄稿して頂きましたのでご紹介します

【私がしてきた事】
私は今年で44歳になります。妻も同じ年です。結婚して今年で21年になります。私がステップに通う原因になったのは 2013年の10月些細な事からけんかになり 自分の感情をおさえることができず、妻に暴力をふるいました。
その時妻から、あなたのしている事はDVですといわれました。その時は反省し、感情は自分でコントロールできると思い、自分で治すから離婚はしないで欲しいと妻に頼みました。妻は私の事を信じてくれて離婚はしませんでした。
しかしDVは自分で治せるわけはなく、半年くらいたった頃からまた些細な事でいつものように妻を攻め立てるようになり、2014年の10月に妻と喧嘩になり、また暴力をふるってしまいました。

娘の制止も聞かず娘の前で妻に暴力をふるい警察を呼ばれました。警察官の勧めでその日、妻と娘は駅の近くのホテルに泊まったそうです。自分の中ではいつものケンカくらいにしか思っていなかったので、すぐに帰ってくると思っていましたが帰ってこない。電話してもなかなかつながらなく 私もDVは自分では治せない事がわかったのでインターネットで調べていると、たまたまステップを見つけてすぐに連絡しました。
何回か妻に電話をすると 娘の学校の事があるからだと思いますが電話に出てもらえ、とりあえず話そうと言って家に帰ってきてもらいました。
妻に謝罪をし、ステップに通うので離婚はその後にしてほしいと頼みました。
妻は娘の事があるので受け入れてくれたのだと思います。
後で聞いたのですが、警察に被害届を出すように勧められたのに届けを出さなかったのは、娘を犯罪者の娘にしたくないとの思いから出さなかったそうです。本当に妻と娘には謝っても済む問題ではないと思っています。

私が妻にDVをするようになったのは 子どもが生まれてからだと思います。もともと自分勝手で短期な性格なので ジェンダーバイアス的な考えかたはないのですが、今思うと自分の思い通りにならないと不機嫌になったのでDVをするような考え方の人間だったのだと思うのですが、妻が私に合わせてくれてうまくいっていただけだと思います。

私は家事や子どもの世話など手伝いましたが、以前のように妻は私にかまっている暇もなく、子ども優先で私の言う事やわがままに答えてくれなくなり、不満がたまって行ったのだと思います。
段々私もおかしくなり私は家の中をきれいにしだし、汚れるとなんで掃除をしないと妻を攻め立てるようになり、自分のルールに従わないとすぐにキレました。

娘が生まれて2、3年たつと妻も私にひどい事を言うようになり、ヒートアップすると、思ってもいないことを言って傷つけて 妻もヒートアップして私にひどいことを言って、それ以上言われるとキレるから止めてくれと言ってもやめないと、この頃から妻に手を上げるようになりました。
私はこれ以上言わないでくれと警告したのに、それ以上言う妻が悪いと思っていたので、反省も何もなく自分の感情のまま妻に当たりちらしていました。娘も小学校高学年になり、勉強の事や学校の事などの、しつけをしているつもりでしたが、今思うと些細な事で説教しまくり自分の感情が収まるまで怒り、娘を虐待をしていたと思います。妻と娘は私に怯えながらこんな生活を11年も送りついに2013年にいたりました

【スッテプでの学び】
ステップで気づいたことはみなさんおしゃられますが、怒りは相手のせいではなく、自分で選んでいる。まずこの事をステップで学んだ事が私を大きく変えるきっかけになったと思います。負けるが勝ちも自分の中では今まで自分にない考え方でした。ケンカになると負けたくないので、自分が悪くても決して謝らず、自分の気がおさまるまで永遠と説教していました。自分の中の上質世界を押し付けているだけだった。他人と過去は変えられないのに、妻が自分の言うことを聞くまでしつこく言い続けていました。

【実践してきた事】
命にかかわること以外怒らない。7つの良い習慣、特に傾聴に気を付けました。私はいつの間にか全く妻や娘の話をきかなくなっていました。自分が実践してきたことは、とにかく怒りの原因は相手が悪いのではなく自分が怒りを選んでいたことを認めて反省しました。
私は紙に書くのが好きではないので、日記をつけたりしませんでした。その代わり自分がわかりやすいように毎日自分のしてきたことを考え反省し、勉強のテキストとなった横浜クリチャン日記で毎日勉強しました。
良い言葉で自分の心を満たすと良いとスタッフの方に教えてもらい、毎日今でも欠かさず読んで勉強しています。とにかく毎日自分でアンテナをはり、良いことは取り入れて考えることにしています。

ステップは52回通ってプログラム終了となっていますが、私が1年以上通って感じた事はいろいろありますが、いろんな先輩方を見てきましたが、私個人の感想は52回ではなく52週以上通うことだと思います。早く自分を変えて妻や子供と暮らしたい、この気持ちは痛いほど良くわかります。だから一週間に3回も4回も通われているかたもいますが、 わたしが思った感想は、すごく変わる人もいますがまだ通った方が良いと思う方もいました。
私もそうですが、人間43年も生きてきた考え方を半年位で簡単に変えられません。だから焦らず毎週1回通って1年間かけて自分を再構築してください。ステップに来る人の考え方はみんな似ていると思います。ふりかえりで失敗した時の考え方など自分たちが普通と思うことは周りからは普通ではなく、自分勝手な考え方をしていると思います。
ふりかえりでは 正直に本当のことを言う。怒られるかもしれませんが、怒られてアドバイスをみんなにもらうことで自分自身と自分の失敗が周りのみんなにも良い影響をもたらしていきます。
私の心に残っている先輩の言葉です。自分の中の被害者意識を捨てる…これは自分の中に被害者意識が少しでも残っているとまた自分の都合のよい自分勝手な考え方になり自分が変われなくなります。
自分の安いプライドを捨てて相手に素直になる…安いプライドをいつまでも持っていると素直になれず自分が変化する邪魔をすると思います。

最後に…笑顔でいると周りも変わります。私は以前、意識しないでいつも不機嫌な顔をしていたと思います。ステップに通い笑顔でいることを意識していたら、周りの人が話しかけてくるようになりました。以前は感じ悪い人たちだと思っていましたが、他人は自分を映す鏡なのだと思いました。考え方も以前は悪いことが起きると何で俺ばかりこんな目に遭うんだとイライラしていましたが、物のとらえ方を変えると自分が成長できるチャンスとか、乗り越えられない試練は、神様は与えないと思うと辛いこともありますが、イライラすることなく乗り越えられるようになりました。
妻には怒っているとか全然治っていないとか、くだらないケンカの時に言われてしまいますがどちらかが死ぬ時に、あなたと生きてきて良かったと言われるように…
これからも努力していこうと思います。              M・Y
by npo-step | 2016-03-22 23:05 |   参加者・体験談、ほか

28年1月13日 ステップのDV加害者更生プログラムに、52週に通い続けたMMさんが参加者の皆さんの前で、体験談を語りました。その時の内容を手記として頂きましたので、原文のまま紹介いたします。

 【STEP 52週を終えての振り返り】 M・M
2014年1月、娘の4歳の誕生日に元妻Yさんが娘を連れて家から忽然と居なくなりました。
原因は私のDVによるものです。

私は父から引き継いだ子会社の代表になって以来、Yさんに仕事を手伝って貰っていました。
前日に胸にしこりがあるので、明日健康診断に行くと言ったYさんは午前中に会社を出た切り退社時刻になっても戻らず、携帯の電源も入っておらず心配になった私は娘の保育園に迎かえが遅れる電話を入れました。
ところが、娘は昼過ぎにYさんが迎えに来ているとの事。
急いで、私が帰宅するとダイニングテーブルの明かりだけが点いており、テーブルの上に「暴力と暴言を繰り返す人とは一緒に生活出来ません。今後は調停で話し合いましょう。」
と書かれたメモ、預金通帳、退職届(一緒に働いていたので)などがまとめて置いてありました。
それを見てまず私が思ったのは、どうせ直ぐ戻って来るという安易な気持ちでした。
ところが、クローゼットは空っぽで靴もなく、娘のおもちゃ、Yさんの日用品の一切が無くなっていました。
私には、Yさんと娘とは今後、会う事が出来ないという現実が待っていました。

私がDVを自覚したのは結婚してYさんに暴力、暴言行為をし、Yさんから私のしている行為はDVだと言われた時からです。
Yさんとは2006年に出会い、2007年に結婚しました。
デートDVは交際期間中も何度かあり、結婚して1年位から暴力は月1、暴言は頻繁に出るようになりました。
喧嘩の原因は私の想い通りにならなかったり、期待していた事と違う事や言葉がYさんから出た時に、例えば出かける予定が変更になったり、仕事でやれといった事をやっていなかったりした場合、口喧嘩がエスカレートし、物を投げつける、時にはお互い殴り合いのケンカになるといった感じでした。
その頃、新居を構えた辺りから私は、外出すると人の目が異様に気になりだし、すれ違う人、運転中など人と目が合うと自分がなめられているように感じて嫌悪感、怒りを覚えるようになりました。

結婚1年目に私のDVに耐えかねてYさんが「離婚したい」と言われた時に「もう1度やり直したい」と懇願して2人で2か月ほどカウンセリングに通った事もありました。
一時は収まったように思えたDVは半年、1年と徐々にぶり返してきて、2011年に娘が誕生しても続きました。
娘を妊娠中にも暴力を振るった事もあります。
娘の見ている前で暴力、暴言をした事もあります。
2012年、事務所を引越ししたのを機に、娘を保育園に預け、Yさんが私の会社の経理を手伝ってくれるようになりました。
それから更にDVは酷くなり、Yさんが仕事でミスをして、自分の気に入らない事があるとYさんを暴言で責め立て、仕事中、終業して一緒に帰宅するまでずっと暴言を言い続けました。
始めは言い返していた妻も、徐々に無口になり反論しなくなりました。
休日も家にいる事が多くなり、子供を連れて公園に遊びに行く事も減りました。
私は自分の欲求を満たす為、私利私欲に没頭しました。
その内自身のカードも使い果たし、会社の資金にまで手を付けるようになりました。
私は自分の犯した責任から逃れ、Yさんに全てを押し付けました。
後で聞いた話では、私のDVとこの頃貯金もなく、娘を育てていく事の経済的不安でこの人とは暮らしていけないと思っていたそうです。
話し合いが出来ず、聞いて貰えなくて反論も出来なかったとも言っていたそうです。

Yさんと娘が居なくなって、どうしたら2人ともう1度復縁して同居できるかをひたすら考えました。
その為には自分は変わらなくてはいけない、自分のDVを直さなくてはいけないと思い、居なくなって2日後からDV更生のカウンセリングをネットで調べSTEPに連絡しました。

STEPに来て直ぐに学びの基本である
1、過去と他人は変えられない、未来と自分は変える事ができる。
2、全ての感情は自らが選択している
を教えて頂きました。
STEPに通い始めの頃は、グループセラピーが初めてで参加者が自分の本心、本音をさらけ出していて、自分もそれをしなくてはならない事に慣れるまで少し時間が掛かりましたが徐々にSTEPで自分の想いや感情を素直に言葉に出せるようになってきました。
今まではYさんや友人、両親には自分の感情や心情を言葉にする事はなく、言わない方が楽だし人間関係を壊さないと思っていました。
自分の事は自分で解決する「べき」と固執していました。
でも、それは間違いで誰かに聞いてもらう事が大事で、その感情をYさんと共有出来れば良かったと思っています。

この頃意識していた課題は
「人の目が気になる」「常に誰かに見られている気が(運転中でも)して、人と目が合うと怒りを感じる」事。
それに対して、気にしない様にする事よりも、人を好きになりたかったので、その1歩として人に対して「感謝」する事で「ありがとう」と感謝の気持ちを口に出す事を徹底しました。
休日にはなるべく人込みがある場所へ出かけて、歩く、青空市場などに出掛けて店員さんと話し拘りの商品の話しを聞く、映画を観に行く。
自分を満たす事に徹底しまし、内向的から外交的に変わる事を心掛けました。
お風呂で口に出して「俺は大丈夫」「人に感謝する」「俺は運がいい」を繰り返し言う事で「前向き」「ポジティブ」になれました。
又、想定外の事などが起きて怒りが出そうになった時は「良かった」「ま、いいか」を習慣づけるようにしました。

そんな中、離婚調停はより現実味を増すばかりでした。
それでも、感謝の気持ちは忘れずに特にYさんへの感謝(自分がDV加害者である事を気づかせてくれた事、STEPに通うきっかけを作ってくれた事)は絶対に忘れないようにしました。
思考を変える事によって怒りが無くなるのを見込んで、毎日繰り返しました。
自分の場合、思考を変えたいと思ったら即実践してみる方法をして、実践しながら失敗に気付き、効果がでるかの判断をしました。
特に「ありがとう」と感謝の言葉を口にする事で、良い事が沢山ある事に気づきました。
人から何かをして頂いた時に「すみません」ではなく「ありがとう」は万能薬だと思っています。
それを実践する事で自分の心も満たされました。

6月に入り、Yさんの弁護士から通知が来ました。
離婚調停についての話しと、慰謝料、養育費の話しでした。
弁護士にもYさんの離婚の意志を確認したところ「離婚の意志は固く、今後一切私と関わりたくないと言っていた。」
又、PTSDを患い通院をしている事も聞きました。
半年の歳月が過ぎて、私はSTEPに通っている中、私がYさんに与えた傷の深さ、お恥ずかしい話、自分が思っていた以上にYさんの傷は深いのだとその時知りました。
調停をしてまでも離婚したくない、Yさんと直接話がしたいという自分中心の考えがYさんを苦しめると思った私は、今Yさんにとって1番の幸せは私と離れている事であり、私と離婚する事でYさんが提示した慰謝料、養育費を支払う事だと考え、離婚の申し立てを受け、協議離婚をしました。
Yさんに会えない時間があったからこそ、よりYさんの気持ちを汲み取る事が出来たのではないかと思っています。
会いたい時に会うのを我慢するのも愛情なのかなと今では思えます。
その後、娘との面会交流の手続きを経て、12月に娘と会える事が出来ました。
約1年ぶりに、成長した娘に会う事が出来て、本当に嬉しかったです。

私は始めの希望通りに同居は出来なくて、残念ながら離婚となりました。
私はYさんに対して、私の好みや価値観を絶対視して貰う「権利」だと思ってYさんを支配し人間性を破壊しました。
それでも何とか家族の為、娘の為、会社の為修復しようと努力してくれた事を全て無視し、離婚を決意して出て行くまでのYさんのサインに気付かず、Yさんとの関係を修復する事が出来ませんでした。
ですから、同居、別居していながら奥様やお子様と連絡が取りあえて、会えている方、どうか大切なパートナーのサインに気付いて下さい。
未然に防ぐには、大切なパートナーの気持ちに寄り添い、感謝の気持ち、愛情を声に出して「一緒にいてくれてありがとう」とか、恥ずかしくても「大好きだよ」とか声をかける事が大事だと思います。最近ではめったに使われなくなった「愛しているよ」とかは、最高だと思います。
離婚の際、支払う慰謝料、養育費に比べたらこの言葉は無料で、しかも関係が修復できるかもしれないからです。

後、「相手の立場にたつ」「相手の幸せを考える」STEPで学んだ「傾聴」「受容」する事で、私の「離婚したくない」「もう一度同居したい」という執着を無くす事が出来ました。
それを学べなかったらきっと私は今でもYさんと娘を苦しめていたと思います。
娘に会わせるのが当たり前だと思っていたかもしれません。
私がここSTEPで1年間学んだ事は、生きていく上で大切な礎となり、これから更に学び、実践できる事を光栄に思います。
又別な形で家族の絆が取り戻せるよう、こらからもSTEPで学び続けたいと思っています。

最後に私を応援し、励まし、見守って沢山の勉強をして学ばせて頂いたここSTEP、栗原理事長、石井さん、スタッフの皆さまに心から感謝したいのと、STEPに参加されていた先輩方や現在参加されている皆さまには本当に励まされました。
本当にありがとうございます。
参加者の方からは「ここに来れば絶対変われるから!」「お互い頑張りましょう!」と声をかけて頂き、
時には厳しい意見も頂いたりしました。
STEPは本気で変わりたいと決意した人だけが変わる事ができるところだと思っています。
皆様其々のアプローチで必死に頑張っている姿を拝見させて頂き、私もまだまだ甘いなと気づかせて頂く場面が何度もあります。
自分を変えるには永い時間がかかり、我慢し辛い想いも沢山しなくてはいけませんが、自分のせいで失ったパートナーとの絆をもう1度取り戻す為に、これからも皆様と一緒に頑張って行きたいと思っていますので、宜しくお願い致します。
又、このHPをご覧になられているDV加害者の方、「ここSTEPで一緒に頑張りましょう!」

Yさんと娘には1生を掛けて謝罪をしなくてはいけないと思っています。
破たんした結婚生活で大事な人生を私のせいで辛く悲しい深い心の傷を負わせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。
そして、こんな最低な私に沢山の事を気づかせてくれたYさんに、心から感謝したいと思います。
本当にありがとうございます。
                             M.M
by npo-step | 2016-01-14 22:16 |   参加者・体験談、ほか